世界最高峰のリーグの一つとして、数々のスター選手がしのぎを削ってきたスペイン1部ラ・リーガ。これまで多くの日本人選手がその舞台に挑戦してきたが、実力を発揮できず、厳しい時間を過ごした選手も少なくない。そこで今回は、ラ・リーガで苦戦を強いられた日本人選手を紹介する。※成績はデータサイト『Transfermarkt』を参照 [2/5ページ]
スペインでは輝けず…。ラ・リーガで苦戦した歴代日本人選手5選
生年月日:1989年11月12日
【最高のラ・リーガデビュー】
清武弘嗣のラ・リーガ挑戦はこれ以上ない素晴らしい滑り出しだった。
セレッソ大阪から2012年にドイツへ渡った清武は、ニュルンベルクとハノーファーで計4シーズンを過ごした。ブンデスリーガでは通算117試合に出場し、17ゴール30アシストを記録。ハノーファーが2部へ降格した2016年7月、スペイン1部のセビージャに加入した。
当時のセビージャは、UEFAヨーロッパリーグ(EL)3連覇を成し遂げたばかり。加えて、2015/16シーズンのコパ・デル・レイでは準優勝に輝くなど、強豪としての地位を確立していた。
そんなチームの一員となった清武は、開幕節のエスパニョール戦でいきなり結果を残す。1ゴール1アシストと鮮烈なインパクトを残し、セビージャは壮絶な打ち合いを6-4で制した。新天地でのスタートだけを見れば、その後の苦戦を予想するのは難しかっただろう。
【出場機会が突然消滅】
ところが、移籍市場最終日にフランス代表MFサミル・ナスリが加入すると状況は一変する。
これによって、清武が主戦場とする攻撃的MFのポジションは、ナスリ、フランコ・バスケス、パブロ・サラビア、ビトーロら実力者が揃う充実した布陣に。とくに実績面で上回るナスリの加入が決定打となり、清武は激しい競争の中で出場機会を失うことになった。
第1節では先発フル出場で2ゴールに絡み、第2節でも先発出場。第3節はメンバー外となったものの、第4節のエイバル戦では先発に復帰して1アシストを記録した。しかし、これが清武にとって最後のラ・リーガ出場となる。第5節でベンチを温めると、以降は殆ど試合に絡むことができなかった。
2017年2月、セビージャは清武のセレッソ大阪への完全移籍で合意したことを発表。わずか半年余りでスペインを去ることになった。

