世界最高峰のリーグの一つとして、数々のスター選手がしのぎを削ってきたスペイン1部ラ・リーガ。これまで多くの日本人選手がその舞台に挑戦してきたが、実力を発揮できず、厳しい時間を過ごした選手も少なくない。そこで今回は、ラ・リーガで苦戦を強いられた日本人選手を紹介する。※成績はデータサイト『Transfermarkt』を参照 [4/5ページ]
スペインでは輝けず…。ラ・リーガで苦戦した歴代日本人選手5選
生年月日:1992年7月15日
【プレミアで失った立場】
ドイツで武藤嘉紀は類まれな才能を証明した。しかし、イングランド、そしてスペインでは同じようにはいかなかった。
2015年7月、武藤はFC東京からマインツへ完全移籍。ブンデスリーガで66試合20ゴール10アシストと好成績を残し、2018年8月にはニューカッスル・ユナイテッドへとステップアップした。
だが、プレミアリーグでは2シーズンで25試合1ゴール。事実上の構想外という立場に転落し、負傷離脱もあって出場機会を失うと、2020年9月にスペイン1部エイバルへの期限付き移籍が決まった。
同クラブには当時、乾貴士も在籍しており、武藤にとっては再起を懸けたスペイン挑戦だった。第11節のレアル・ベティス戦ではCKの流れから先制点を決め、2-0の勝利に貢献。ドイツ、イングランド、スペインの欧州主要3リーグで得点を記録した。
【チームとともに苦しんだ1年】
ただし、それがラ・リーガで唯一のゴールとなった。
ホセ・ルイス・メンディリバル監督の下では前線からの守備やハードワークを求められ、武藤がそうした役割を担う試合もあった。プレミア仕込みの走力やフィジカルでチームに貢献するシーンもあったものの、チームの戦術に完全に適応することはできなかった。
最終的に武藤はリーグ戦26試合1ゴール2アシストという結果でシーズン終了を迎え、エイバルはリーグ最下位で2部降格が決定。アタッカーに求められるゴールという数字を積み重ねることはできず、チームを降格危機から救うことは叶わなかった。
期限付き移籍終了後、2021年8月にはニューカッスル・ユナイテッドからヴィッセル神戸へ移籍。6年ぶりにJリーグへ復帰し、現在に至るまでリーグを代表するアタッカーとして活躍している。

