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なでしこの将来を担う17歳、式田和が開幕戦で決勝点を演出。ベレーザで「今シーズンは自分が絶対に役に立ってやる」

text by 竹中愛美 photo by © WE LEAGUE

日テレ・東京ヴェルディベレーザ 式田和
日テレ・東京ヴェルディベレーザの式田和【写真:© WE LEAGUE】



 日本女子プロサッカーリーグ、WEリーグの6シーズン目が開幕した。8月23日の第1節で日テレ・東京ヴェルディベレーザはジェフ千葉レディースと対戦し、2-1で逆転勝利。決勝点をアシストしたのは、17歳の式田和(しきだ・にこ)だった。途中出場から果敢な仕掛けを見せ、チームに勝利をもたらす一仕事を果たした。

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17歳・式田和が開幕戦で決勝点をアシスト。短い出場時間で見せた存在感

 2季ぶりのWEリーグ優勝を目指す日テレ・東京ヴェルディベレーザは、開幕戦でジェフ千葉レディースに開始10分、いきなり先制点を許した。

 それでも、すぐさま23分に氏原里穂菜のゴールで試合を振り出しに戻す。その後は千葉の強固な守備を崩しきれず、1-1のまま終盤へ突入した。

 流れを変えたのが、81分から投入された17歳の式田和(しきだ・にこ)だった。

 右サイドに入ると、持ち味であるスピードとドリブル突破を何度も仕掛ける。そして迎えた89分、決定的な仕事をやってのけた。

 ゴール前右のボックス手前でボールを受けると、1人目のディフェンダーを鋭い切り返しでかわす。さらに、寄せてきた相手を足裏の引き技で回避すると、3人目がスライディングで寄せてくる瞬間、右足のつま先でボックス内へラストパス。これを眞城美春が右足で合わせ、ゴール右隅へ流し込んだ。

 試合後、式田はその場面をこう振り返った。

「最初は受けたときにゴールを見たけど、打つ瞬間に相手が来ていて、それだと当たってしまうなと思った。かわしたらまた相手が来たので、もう1回かわして。そうしたら、良い状態で受けれそうな美春さんとかがいたので、そこにパスを出しました」

 短い出場時間の中で、チームを勝利に導くアシスト。先輩の眞城から「ナイス」と声をかけられ、チームメイトからも称賛されたという。



 式田は2025年9月、日テレ・東京ヴェルディメニーナ所属ながらトップチームの試合に出場できるようになり、同年10月にはWEリーグデビュー。U-17日本女子代表としてFIFA U-17女子ワールドカップにも出場し、ニュージーランド戦ではゴールを記録した。

 今季も所属はメニーナだが、トップチームでの存在感をさらに高めたいという思いは強い。

「昨シーズンはたくさんのベレーザの選手の方に支えられてプレーできていた印象があったので、今シーズンは自分が絶対に役に立ってやるっていう気持ちで、きょうは強い気持ちで入れたかなと思います」

 今季の目標も明確だ。

「試合の出場時間をもっと増やして、攻守でしっかり走って活躍できる選手になっていきたいと思っています」

 さらなる成長に向けて、カットインからのシュートにも取り組んでいる。お手本にしているのは日本代表の伊東純也だ。試合前にもさまざまな選手のシュートやクロスの映像を見て、プレーをイメージしていた。

「次とかもどんどん出して、縦にも中にも行ける選手になっていきたいです」

 17歳のアタッカーが、開幕戦で早くもチームの勝利に直結するプレーを見せた。昨季は周囲に支えられる立場だった式田は今季、「自分が役に立つ」という思いを胸に、さらなる出場機会を狙っている。

(取材・文:竹中愛美)

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