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マンC中盤、今夏4人目の退団が正式決定。ニューカッスルがスペイン人MFを獲得、移籍金は最大104億円

text by 内藤秀明 photo by Getty Images

マンCニコ・ゴンザレス
ニコ・ゴンザレス【写真:Getty Images】



 ニューカッスル・ユナイテッドが、マンチェスター・シティ所属のスペイン人MFニコ・ゴンサレスを獲得した。英公共放送『BBC』によれば、移籍金は最大5200万ポンド(約104億円)に上る。

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主力流出の穴を埋める大型補強

 『BBC』が26日に報じたところでは、ニューカッスルは4800万ポンド(約96億円)を支払い、条件を満たせば400万ポンド(約8億円)を追加する。英メディア『スカイ・スポーツ』は同日、24歳のゴンサレスがメディカルチェックを経て移籍を完了させ、背番号6を着けると伝えた。今夏7人目の新戦力となる。

 ニューカッスルにとっては、ブラジル代表MFブルーノ・ギマランイスとイタリア代表MFサンドロ・トナーリを失った中盤を立て直す補強となる。

 ゴンサレスは今夏の新戦力では最年長でもあり、『BBC』は、若手中心の補強を進めてきたクラブがプレミアリーグの経験を加える必要性を認識したと報じた。

 なお、ニューカッスルが主力を相次いで売却した背景には、今季からプレミアリーグで導入されたSCR(スクワッド・コスト・レシオ)がある。

 細かいルールの説明は割愛するが、要するに、売却益が補強可能な金額の基準額そのものを押し上げるため、収入規模で上位勢に及ばないクラブほど、選手を売って利益を出すことが補強余力の拡大につながりやすい。

 ゴンサレスの獲得は、ニューカッスルが主力売却で生み出した余力を中盤の再建に回す動きでもある。

 一方のシティは、ゴンサレスの退団でスペイン代表MFロドリ、ポルトガル代表MFベルナルド・シルバ、オランダ代表MFティヤニ・ラインデルスに続き、今夏4人目の中盤流出となった。

 何故、今季のシティはこんなにも中盤を入れ替えているのか。


 米メディア『ジ・アスレチック』によると、シティはよりフィジカルになっているプレミアリーグに適応できる選手が必要と考えているようだ。その考えが、中盤を一気に4人も放出するという大改革を後押しする一因となっている。

 またエリオット・アンダーソンに1億1600万ポンド(約232億円)、アイユーブ・ブアディに最大1億ユーロ(約170億円)を投じた補強に繋がっているようだ。

 方針は理解可能だが、一方で、シティはこのままで大丈夫なのだろうか。懸念点は、単純な頭数だけではなく入れ替えの質だ。

 シティはジョゼップ・グアルディオラ前監督に加え、ベルナルド・シルバ、ロドリ、そしてイングランド代表DFジョン・ストーンズという長く中核を担ったリーダーたちを同じ夏に失った。

 新加入のアンダーソンは23歳、ブアディは18歳。能力への評価と、勝負どころでの判断やチームの統率をすぐに引き継げるかは別の話だ。

 ニコ・ゴンザレスは、ロドリが負傷離脱していた時期に、うまく試合をコントロールする役割を担った選手だったのだから、彼くらいは残しても良い気もする。

 高額な新戦力を確保した事実は安心材料だが、これほど多くの役割と経験を一度に置き換える再編は、シティほどの実績があるクラブであっても不安が残る。

(文:内藤秀明)

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