
フランス代表 ブラッドリー・バルコラ【写真:Getty Images】
リヴァプールが、パリ・サンジェルマン(PSG)所属のフランス代表FWブラッドリー・バルコラの獲得でクラブ間の原則合意に達した。米スポーツメディア『ジ・アスレチック』が27日に報じた。前リヴァプール所属のエジプト代表FWモハメド・サラーが抜けた前線に、大型の補強が入る。
断然お得なセットプランも登場「U-NEXTサッカーパック」に加入[PR]
エース級の補強と、空席の右サイド
同メディアのデイビッド・オーンスタイン記者によると、移籍金は総額約1億2000万ポンド(約260億円)で、うち1億ポンド(約217億円)超が保証額となる見込み。クラブ間では重要な細部の調整が残っており、契約はまだ正式には完了していない。
23歳のバルコラは2025/26シーズン、PSGの公式戦48試合で13ゴール6アシストを記録した。
そもそも今夏のリヴァプールにとって、サラーの穴を埋めるエース級のウイングを1人加えることは重要な補強ポイントだった。ただ、バルコラはサラーの直接的な後釜というわけではない。
バルコラは右ウイングでもプレーできるが、主戦場は左サイドなのだ。そうなると一つの問題が生じる。
現状のリヴァプールは、新加入となる可能性が高まったバルコラに加えて、オランダ代表FWコーディ・ガクポ、FWリオ・ングモハ、今夏先に加入したスペイン代表FWビクトル・ムニョスと、左サイドを主戦場とする選手を複数抱えることになる。
逆に右サイドについては、イタリア代表FWフェデリコ・キエーザが在籍しているものの、昨季の先発は公式戦5試合にとどまった。
ニューカッスルとの開幕戦で右に先発したングモハも、本来の左サイドとは異なる役割を担った。ムニョスの右サイドでの起用も未知数だ。
右サイドバックでプレーするオランダ代表DFジェレミー・フリンポンを一列上げる手もあるが、リヴァプールは右サイドバックも手薄なため、この策はとりにくい。いずれにしても、右サイドには不安の残る陣容である。
英メディア『スカイ・スポーツ』によると、トッテナムとマンチェスター・シティがガクポに関心を示している。一方で、リヴァプールは現時点で売却を望んでおらず、放出を検討するには2人のワイドアタッカーを新たに確保する必要があるという。
つまり、バルコラに加えてもう1人右ウイングを獲得できれば、ガクポの去就にも動きが出る可能性がある。
実際、同メディアによると、リヴァプールはクリスタル・パレス所属のセネガル代表FWイスマイラ・サールの獲得に向けて同クラブへ接触している。
また、ブライトン所属のガンビア代表FWヤンクバ・ミンテには2度オファーしたものの、直近の6000万ポンド(約130億円)の提示も拒否されたという。さらにPSG所属のセネガル代表FWイブラヒム・ムバイェの獲得も検討している。いずれも右ウイングでプレーできる選手だ。
リヴァプールはバルコラの契約をまとめると同時に、右サイドの補強も進めている。もう1人のウイング獲得が実現すれば、ガクポの放出につながる可能性も出てくる。
ガクポは今季のプレミアリーグ開幕戦で先発してゴールを記録している。戦力として計算できる選手だけに、今のタイミングで売るのは惜しいと感じるリヴァプールファンもいるだろう。
ただ、左サイドにバルコラを加え、右サイドにも新戦力を確保するのであれば、スカッド全体のバランスを整えるためにガクポを売却するという判断が下されても不思議ではない。
バルコラ獲得という大型案件が決着に近づいてなお、リヴァプールのウイングを巡る動きは終わりそうにない。
(文:内藤秀明)
【関連記事】
プレミアリーグ2026/27|試合日程・結果・順位表・得点ランキング・日本人選手・移籍情報
プレミアリーグ歴代優勝チーム一覧|優勝回数ランキングと過去の王者
プレミアリーグ移籍情報|全20クラブ加入・退団【2026/27シーズン】
【了】
