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曺貴裁監督「理論だけでも情熱だけでもないチームに」。浦和レッズ、連敗を3で止め今季初白星

text by 編集部 photo by Getty Images

浦和レッズの曺貴裁浦和レッズの浦和レッズの曺貴裁【写真:Getty Images】



 浦和レッズは29日、2026/27明治安田J1リーグ第4節で横浜F・マリノスをホームに迎え、3-2の勝利を収めた。曺貴裁監督は、試合後の会見で「90分プラスアディショナルタイムを含めたマネジメントで、マリノスさんを上回ったゲームだった」と振り返った。

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曺貴裁が初勝利した一戦を総括

 開幕3連敗中の浦和はホームでマリノスと対戦。38分に谷村海那に先制点を許したが、2分後にマテウス・サヴィオの得点で追いつき、1-1のまま後半へ。

 57分に谷村にこの日2点目を奪われる苦しい展開となったが、64分に根本健太、71分に南野遥海が立て続けにゴールを奪って逆転勝利。連敗を3で止め、今季初勝利を挙げた。

 曺監督は、ここまでの3試合について「今日の試合以上に、試合の入りや90分を通した内容に手応えがあった試合もありました。ただ、勝ち点がゼロだったので、それを大きく評価したとしても説得力はない」と振り返り、この日の勝利について「90分プラスアディショナルタイムを含めたマネジメントで、マリノスさんを上回った」と評価した。

 一方で、初勝利を手にした指揮官だが、安堵や喜びよりも、次への意識がにじんでいた。「もう少し心の底からうれしいという気持ちが自分の中に湧いてくるのかなと思いましたが、全然そんな感じではありません」と語り、「ここで失った勝ち点を取り戻すことはできない」としたうえで、次節のアビスパ福岡戦へ意識を向けた。


 守備については、クロスからの失点を含めて「ゴール前、特にゴールエリアの周辺」に対する対応を課題に挙げながらも、「寄せる距離は、ガンバさんや広島さん、町田さんにやられた失点の場面よりも少し進歩した」と一定の手応えも口にした。

 また、攻守で存在感を発揮した金子拓郎については「彼がそういうものでチームを引っ張っていることは間違いない」と評価。「相手のDFラインを横に広く、もしくは縦に深く取れる選手は、チームにとって非常に重要」としつつも、「もっと得点やアシストのところをレベルアップできるように、このまま働きかけ続けたいと思います」とさらなる成長を求めた。

 この日の3得点は、GKからのロングボール、CK、相手の守備が整う前に奪って決めたゴールと、異なる形から生まれた。指揮官は「どこからでもチャンスをつくれるチームは、間違いなく得点の機会が増えます」と説明。さらに、これまでより幅を使った攻撃についても、単純に横へボールを動かすのではなく、「縦への意識を持ちながら、その次にハイブリッドな選択肢を選手が取れること」が重要だと語った。

 待望の今季初勝利を手にした浦和。曺監督は「良かったことは継続し、理論だけにならない、情熱だけにもならない」と語り、戦術と情熱の両面からチームをさらに強くしていく考えを示した。

(取材:竹中愛美、構成・文:編集部)

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