
J1でボロボロだった歴代チーム5選【写真:Getty Images】
2026/27シーズンの明治安田J1リーグが開幕し、各クラブが新たな戦いをスタートさせている。長いJリーグの歴史を振り返ると、何もかもがうまくいかず、シーズン序盤から低迷し、早々にJ2降格が決まってしまったチームも存在した。今回は、歴代のJ1最下位クラブの中でも、特に苦しいシーズンを送った5チームをピックアップして紹介する。[2/5ページ]
浦和レッズ(1993年)

1993年の浦和レッズ【写真:Getty Images】
1993シーズン成績:8勝28敗
監督:森孝慈
【期待を裏切ったJリーグ元年】
いまでこそJリーグ屈指の名門チームと認知されている浦和レッズだが、Jリーグの創設初期は悲惨で、1993シーズンは精彩を欠き、「お荷物クラブ」と揶揄された。
前評判は悪くなかった。エースの福田正博や柱谷幸一といったスター選手を擁し、アルゼンチンからビクトール・フェルナンデスやマルセロ・モラレスといった有力選手を迎え、上位進出も狙えると期待を集めていた。
しかし、柱谷が開幕戦で負傷して長期離脱を強いられると、アルゼンチンからの助っ人はどちらも数試合で帰国してしまい、まったく戦力にならなかった。福田も日本代表戦の疲れがあったとされ、27試合で4得点とふるわず。結局、ファーストステージ、セカンドステージとも最下位で、26得点78失点という数字で1年目のJリーグを終えている。
【喜んでいる間に失点】
このときの浦和の象徴的な出来事として思い出されるのは、6月の鹿島アントラーズ戦だろう。
浦和は、福田のゴールで試合開始直後に先制した。しかし、自陣に戻ってチームで大喜びし、スタンドでチアホーンが鳴り響く間に鹿島がリスタート。そのままゴールを決められてしまった。
ジーコのような世界的なスターを擁するプロを相手に、まだアマチュア感覚が抜けていないことを見せつけられたような瞬間だった。