横浜F・マリノスのスティーブ・コリカ監督【写真:Getty Images】
横浜F・マリノスは9月2日、2026/27明治安田J1リーグ第5節で京都サンガF.C.と対戦し、1-1で引き分けた。前節で連勝が止まったマリノスは、ホームで勝利を挙げることができず。試合後、スティーブ・コリカ監督は試合を振り返り、失点場面のレフェリングについて自身の見解を示した。
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スティーブ・コリカ監督が試合を総括。先発陣への信頼と交代策の難しさ
前半は京都サンガF.C.のロングボールに苦しみ、思うように攻撃の形を作れなかった横浜F・マリノス。後半に入るとチャンスを増やしたものの、先にゴールを奪ったのは京都だった。
その後、マリノスはPKを獲得し、谷村海那が決めて同点に追いついたが、最後まで勝ち越しゴールを奪うことはできなかった。
試合後、スティーブ・コリカ監督は、「まずは前半の出来ですが、ここまでのシーズンの中でベストな出来ではなかったなと思います。相手のロングボールに押され、不用意なミスも目立ち、チャンスも少なかったです。後半に関しては、チャンスの部分で言えば前半よりも多く作れて、PKで1点という試合になりました」とゲームを振り返った。
そのうえで、勝利を逃した要因については失点につながった場面の判定に言及した。
「なぜ勝てなかったのかというところですが、自分の意見では、我々の失点につながった部分はファウルであったと思います。レフェリーが笛を口にくわえる素振りもあった中で、ファウルを与えられませんでした。
そこにVARが介入しなかったのも疑問が残ります。そういった意味では、この決断が我々の大きな代償になったなというふうに感じています」
コリカ監督が言及したのは64分に喫した失点の前のプレー。こぼれ球に先に反応した谷村に対して、尹星俊が体をぶつけてボールを奪い切った。この直後、混戦の中からパスが通り、中野瑠馬の先制点へとつながっている。
また、連戦の中でも先発メンバーを大きく入れ替えなかった理由については、現在の先発陣のパフォーマンスを評価していることを強調した。
「スタートで出ている選手たちが非常によくやっているので、そこをあえて変える必要はないと判断して、この連戦に挑んでいます」
厳しい暑さが続く中、フレッシュな選手を起用することも当然考えているという。
「良いバックアップの選手たちもいるので、そこは日曜日に向けてであれば、まずはリカバリーのところをしっかりと見て、どういった選手が日曜日のゲームに出場していけるのかを見ていきます。
柏(レイソル)との試合でタフなアウェイの試合になってくると思いますので、しっかりとバックアップの選手たちも構想に加えた上で、メンバーを変えていきます。フィットネスに関しては、ゲームを重ねているのは非常に良いところだと思うので、そこはしっかりと全体を見て決めていきます」
この試合では交代枠を5人すべて使わず、3人の交代にとどまった。これについても、後半にチームが流れをつかんでいたことが理由だったという。
「5人を使う必要があるというふうには思っていません。後半になってパフォーマンスも上がってきて、流れを掴んできていた中で、その流れを変えたくないというところがあり、3人の交代にとどまりました」
知念慶と三井寺眞については疲労が見えたため交代させたといい、鈴木冬一とジョルディ・クルークスの起用については、左サイドからより前進すること、攻撃に勢いを加えることを期待して投入したと明かした。
連戦の中で先発陣の負担が増える一方、指揮官が交代で流れを変えるために送り出す選手の選択肢は限られている。スタートから出場を続ける選手たちへの信頼が厚いからこそ、彼らのコンディションをどう維持していくかも、今後の連戦を戦う上でポイントになりそうだ。
次節は9月6日、中3日でのアウェイ、柏レイソル戦。先発陣の負担が増す中、コリカ監督がどのような選択をするのかが注目される。
(取材・文:竹中愛美)
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