フットボールチャンネル

大音量でダンスミュージックを聴きながらの練習。マンC、“マレスカ流”の新スタイルを導入「選手たちがよりハッピーに」

text by 内藤秀明 photo by Getty Images

マンチェスター・シティFWアーリング・ハーランド
マンチェスター・シティFWアーリング・ハーランド【写真:Getty Images】


 マンチェスター・シティを率いるエンツォ・マレスカ監督が、練習に大音量のダンスミュージックを取り入れている。英紙『タイムズ』が現地時間9月7日に報じた。

プレミアリーグはU-NEXTで全試合独占中継!
断然お得なセットプランも登場「U-NEXTサッカーパック」[PR]

音楽と大型スクリーンで練習環境を整える

 同紙によると、シティの練習ピッチ脇には、クラブのロゴが入った大型スピーカーが設置されている。選手がピッチに姿を見せる場面やウォーミングアップ中には、ハウスなどのダンスミュージックが流れるという。

 ただし、マレスカが指示を伝える必要のある戦術練習では音楽を止めている。マンチェスター・シティ所属のポルトガル代表DFマテウス・ヌネスは「選手全員がDJになりたがっている」と語った。フィットネスコーチがDJ役を務めることもあるそうだ。

 マレスカにとっては、レスター・シティやチェルシーでも取り入れてきた手法だ。狙いについては「音楽があると、選手たちがよりハッピーになり、より良く取り組める日もあると思う。彼らのために環境を整えているだけだ」と語っている。

 音楽を練習に取り入れてきた指導者はほかにもいる。現在アメリカ代表を率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督は、チェルシーを指揮していた2024年2月、サウサンプトンやトッテナムでの取り組みを振り返っている。英紙『イブニング・スタンダード』によると、練習の最後には毎回ピッチ中央に大型スピーカーを置き、音楽を流しながら選手を走らせていた。


 ポチェッティーノは「音楽をかけると、選手たちは走り、とても楽しそうだった」と語っている。きついランニングでも前向きに取り組めるようにする狙いだった。ただし当時は、チェルシーではまだ同じやり方を採り入れていないとも述べていた。

 アーセナルのミケル・アルテタ監督も音楽を活用してきた。英紙『タイムズ』は2025年1月21日、UEFAチャンピオンズリーグのディナモ・ザグレブ戦を控えた練習で、セルジオ・メンデスの「マシュ・ケ・ナダ」などが流れたと伝えた。直前のアストン・ビラ戦では2点のリードを守り切れずに引き分けており、選手たちの気分を切り替える狙いがあった。英紙『ガーディアン』によると、アルテタは「音楽には私たちの気分を変える力がある」と語っている。

 マレスカが取り入れているのは音楽だけではない。チェルシー時代の2024年11月にクラブが公開した練習写真には、ピッチ脇の大型スクリーンが写っていた。英ラジオ局『トークスポーツ』によると、4輪のトレーラーに載せられたスクリーンには、同年夏のクラブ・アメリカ戦の静止画が映し出されていた。同記者は、選手が自分の位置やプレーの選択肢をその場で確認でき、すぐに練習で修正できる利点を指摘している。

 忘れられがちだが、選手も人間だ。20代の若者も多く、集中できる日もあれば、そうでない日もある。スターになるほど周囲の雑音は増え、練習に身が入りにくいこともあるだろう。土台となる哲学や指導力が前提ではあるが、マネジメント面のちょっとした工夫や遊び心も軽視できない。

(文・内藤秀明)

【了】

【関連記事】
プレミアリーグ2026/27|試合日程・結果・順位表・得点ランキング・日本人選手・移籍情報
プレミアリーグ移籍情報|全20クラブ加入・退団【2026/27シーズン】
今夏の移籍金最高額はエンソの約268億円。トップ10総額は昨夏を上回る約2119億円


『フットボールチャンネル』でサッカー最新情報を見よう!
いち早くチェックしたい方は下記リンクから↓↓


【了】

KANZENからのお知らせ

scroll top