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田中碧の変わらぬ課題とは? 現地評価は下から2番目。チェルシー戦、途中出場後のリーズは1ゴール2失点

text by 編集部 photo by Getty Images
田中碧 リーズ
リーズでプレーする田中碧【写真:Getty Images】



 カラバオカップ3回戦が現地時間9月9日に行われ、リーズはアウェイでチェルシーと対戦した。前半に2点のリードを奪うも、後半に大量失点を喫して3-6の逆転負け。途中出場した田中碧は攻撃面で持ち味を見せたものの、デュエル4戦全敗というスタッツを残している。

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後半に怒涛の攻勢を仕掛けてきたチェルシー

 カラバオカップ3回戦、アウェイでチェルシーに6-3で敗れたリーズ。後半途中から出場した田中碧だが、流れを変えられずに試合を終えている。

 リーズは前半、タリク・ムハレモビッチとブレンデン・アーロンソンのゴールで2-0とリード。しかし後半開始とともにコール・パーマー、モーガン・ロジャーズ、ペドロ・ネトらを一斉投入したチェルシーが猛反撃に転じ、パーマーの2発やダニー・ウェルベックとネトの得点で後半開始20分で試合をひっくり返された。

 田中はその混戦のさなか、リーズが2-4で追いかける場面で途中出場している。

 データサイト「FotMob」のスタッツによれば、田中はインターセプトを2回記録し、トランジションから自チームの攻撃につなげる場面を作った。一方でデュエルは4回すべてで敗れており、1対1の局面での劣勢が数字にはっきりと表れている。

 田中投入後、リーズは1得点を挙げたものの2失点を喫しており、流れを決定的に引き寄せるには至らなかった。

 現地メディアの採点も割れた。『ヨークシャー・イブニングポスト』は6点を付け、「4-2になった場面でリーズのボール保持を落ち着かせた。終盤には際どいシュートをブロックされた」と、ポゼッション局面での貢献に一定の評価を下した。

 一方『MOT Leeds News』は5点と、出場した選手の中で下から2番目に低い評価にとどめている。こちらではスタメン選手のように戦評は書かれておらず、失点を食い止められなかったことへの評価と見られる。 



「攻撃的な資質は高いが守備的な信頼性が足りない」

 前を向いたプレーでの推進力やパスの質は今回も垣間見えたが、守備の局面、とりわけ1対1のデュエルでの脆さは、リーズ加入以来指摘され続ける田中の課題である。

 ダニエル・ファルケ監督はこれまでも、2025/26シーズンのプレミアリーグ第15節・リヴァプール戦(3-3のドロー)での守備ブロック逸脱に対し、「私は少し腹を立てた」とコメント。田中はこの試合で終了間際に同点弾を記録したが、ドミニク・ソボスライの得点シーンでの対応を批判されてもいる。

『MOT Leeds News』は2026年4月に公開した分析記事で、ファルケ監督がボランチに求める安全第一の設計に対し、田中は「攻撃的な資質は高いが守備的な信頼性が足りない」タイプと位置付けられており、これが今季プレミアでの出場機会減少に繋がっていると説明していた。

 だが、守備を完全に疎かにしているという見方はふさわしくないだろう。チェルシー戦でいえば相手の5点目、バレンティン・バルコのゴールシーンでは直前の相手のパスを引っかけて味方の陣形を整える時間を作った。

 ファルケ監督およびプレミアリーグの基準では、あの場面でマイボールにする、あるいは完全にクリアするところまで持っていってほしいということか。投入後のチームの2失点のうちどちらか一方を防げていれば、評価もまた違ったかもしれない。

 攻撃面でのクオリティは疑いようがないだけに、デュエルを含む守備での安定感をどう積み上げていくかが、田中がファルケ体制下でより多くの出場機会を掴み直すための鍵になりそうだ。次戦以降、チームのバランスも含めどう巻き返しを図るか注目される。

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【了】

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