フランス1部オリンピック・リヨンが、大規模な経費削減を進めているようだ。フランス紙『L’Équipe』の情報を元に『madeingones』が12日に報じている。
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リヨンが異例の緊縮財政
財政面で厳しい状況にあるリヨンは、クラブの支出を大幅に削減。『L’Équipe』によると、2023年5月から2025年6月まで会長ジョン・テクスター氏がクラブを率いていた時期に約1億2000万ユーロ(約222億円)だった人件費は、ミシェル・カン氏が会長を務める現在では約5500万ユーロ(約102億円)まで減少しているという。
経費削減は人件費にとどまらない。クラブはスタジアムの招待枠を減らしたほか、移動費を見直し、これまでクラブ側が負担していた一部の経費も取りやめている。また、マーケティング業務の一部をクラブ内で行うことで支出を抑えているようだ。
その徹底ぶりを象徴するのが、クラブ関係者の移動方法だ。パリでの試合に向け、リヨンの幹部は地下鉄を利用。今夏にスタッド・ランスから加入した日本代表FW中村敬斗も、ランスからリヨンまでプライベートジェットではなく、バンで移動したという。この移動によって約1万5000ユーロ(約278万円)の費用を節約したとされる。
補強方針にも変化が表れている。現在のリヨンのスカウト部門は、年俸10万~12万ユーロ(約1850万~2220万円)程度の選手を中心に獲得を検討しているという。レンヌやパリFCが提示する条件とは大きな差があり、給与面で競争することが難しくなっている。
そのためリヨンは、オーストリアやポルトガルなど、将来的な価値の上昇が見込める選手を獲得できる市場にも目を向けている。若手選手を育成し、将来的な売却によって利益を生み出すことを目指しているようだ。
財政再建に向けたリヨンの目標は、2029年までに収支を均衡させること。フランスのプロクラブの財務状況を監視するDNCGやUEFAからも状況を注視されており、今後も緊縮路線を継続していくことになりそうだ。
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