
UEFAネーションズリーグを戦うイタリア代表【写真:Getty Images】
3大会連続でFIFAワールドカップ出場を逃したイタリア代表が、ロベルト・マンチーニ監督のもとで再出発する。UEFAネーションズリーグ4試合に向けて招集されたのは34人。実力者に加え、1部経験のない22歳FWらサプライズ選出も目立つ、新生アッズーリの顔ぶれを紹介する。(文:佐藤徳和)[1/2ページ]
マンチーニ体制で再出発

イタリア代表に復帰したロベルト・マンチーニ監督【写真:Getty Images】
イタリアサッカー連盟(FIGC)は9月18日、UEFAネーションズリーグの4試合を戦うイタリア代表の34名のメンバーを発表した。
イタリア代表は、3大会連続でFIFAワールドカップ出場を逃し、ジェンナーロ・イヴァン・ガットゥーゾ監督とガブリエーレ・グラヴィーナFIGC会長らが辞任。その後、ジョヴァンニ・マラゴーが新会長に選出されると後任監督の選定を巡り、迷走したが、ロベルト・マンチーニ監督が任命された。
マンチーニは、2023年8月13日に突如、サウジアラビア代表からのオファーを受けるため、イタリア代表監督を辞任していたが、マラゴー新会長の強い要望で、復帰を果たした。
新生イタリア代表は、UEFAネーションズリーグで9月25日にローマのスタディオ・オリンピコでベルギー代表と対戦。28日にトルコ代表、10月2日にフランス代表とそれぞれアウェイで戦い、10月5日に再びトルコ代表とボローニャのスタディオ・レナート・ダッラーラで対戦する。
それでは34名の顔ぶれを紹介しよう。
18歳GKがサプライズ選出

イタリア代表に初選出された、ボローニャのGKマッシモ・ペッシーナ【写真:Getty Images】
まずはGK。キャプテンのジャンルイージ・ドンナルンマ(マンチェスター・シティ)、今夏の移籍市場でトッテナム・ホットスパーからユヴェントスにレンタル移籍したグリエルモ・ヴィカーリオ、マルコ・カルネセッキ(アタランタ)らが順当に選ばれた一方、18歳のマッシモ・ペッシーナ(ボローニャFC)は驚きの選出となった。
SSCナポリのアレックス・メレが負傷のため選外となり、その代役として今回招集されたものとみられる。
2007年12月25日生まれのペッシーナは、188cmと今回GKに名を連ねた4人の中では最も低い。2025年11月9日のSSCナポリ戦でセリエAデビューを果たし、昨季は4試合に出場。今季は1試合に出場している。
U-19イタリア代表までは招集された経験があるが、U-20、U-21を飛び越えての初代表入りとなった。
DFにも3人の新顔

イタリア代表に初選出された、ブレントフォードのDFマイケル・カヨーデ【写真:Getty Images】
DFでは、アレッサンドロ・バストーニ(インテル)、ジャンルーカ・マンチーニ(ASローマ)、ジョルジョ・スカルヴィーニ(アタランタ)、今回招集メンバーで最年長の33歳、ジョヴァンニ・ディ・ロレンツォ(SSCナポリ)らが予想どおりにメンバー入りした。
また、海外勢では、アーセナルのリッカルド・カラフィオーリとパリFCのディエゴ・コッポラ、クリスタル・パレスのオネスト・アハノールが選出された。
18歳のアハノールは今夏にアタランタからチェルシーFCに4670万ユーロ(約84億円)の移籍金で完全移籍。ただし、契約の発効日は2027年7月1日からとなっており、今季はシーズン終了までクリスタル・パレスへレンタルでプレーする。
10代ながらスピード、フィジカルともに申し分ないセンターバックだ。今年6月に開催されたテストマッチ2試合で初代表入りし、ルクセンブルク戦、ギリシャ戦に出場している。
当初は昨季のセリエA最優秀選手(選手による投票で決定)のフェデリーコ・ディマルコ(インテル)が選ばれていたが、負傷によりトレーニング・センターのコヴェルチャーノを後にし、その代役として、マッテーオ・ルッジェーリが選出されている。
ルッジェーリは、昨夏にアタランタから1800万ユーロ(約32億円)でアトレティコ・マドリードに移籍。今夏は、2800万ユーロ(約50億円)でアストン・ヴィラに新天地を求めた。2025年3月14日に、ルチャーノ・スパッレッティ監督によって代表に初めて招集されたが、出場はまだない。
それから、今回初めて招集されたDFは3名いる。
ブレントフォード所属のマイケル・カヨーデは、プレミアリーグに通算54試合に出場している。ロングスローを武器とする22歳の右サイドバックだ。
そして、23歳のダニエーレ・ギラルディ(ASローマ)と20歳のエディ・コウアディオ(ACモンツァ)が初選出となっている。