
1-3で敗れたものの、何度もゴールチャンスを作ったウルグアイ代表【写真:Getty Images】
日本代表は24日、キリンチャレンジカップ2026でウルグアイ代表と対戦し、3-1で勝利した。後半アディショナルタイムに2ゴールを奪って試合を決めた日本だが、ウルグアイメディアはスコアほど一方的な内容ではなかったと試合を振り返っている。
ウルグアイメディア「互角の展開だった」
日本は11分、A代表デビューとなった松木玖生のゴールで先制。しかし、42分にマキシミリアーノ・アラウホに同点ゴールを許し、1-1で前半を折り返した。
その後も均衡した展開が続いたが、試合終盤にスコアが動く。
後半途中からピッチに入った塩貝健人が後半アディショナルタイムに代表初ゴールを決めると、終了間際には上田綺世が追加点。日本が土壇場の2ゴールで3-1と勝利した。
ただ、ウルグアイ紙『El País』は、この結果について「スコアは試合で見られたものを反映していない」と指摘。
「互角の展開だった」と評し、ウルグアイがいくつかの面で好印象を残した一方、ミスが敗戦につながったと総括している。さらに試合終了時にも、3-1という結果について、実際の試合展開よりも「はるかに大きな差」になったと伝えた。
実際、日本が終始ウルグアイを圧倒していたわけではない。
開始6分にはロドリゴ・ベンタンクールのロングパスからブライアン・ロドリゲスにゴールを脅かされ、その1分後にも日本のビルドアップを狙ったプレスからフェデリコ・ビニャスにシュートを許した。
11分に松木のゴールで先制したが、『El País』はその場面についても「ウルグアイの方がピッチ上で良かった時間帯」に日本が得点したと記している。
38分にはウルグアイに立て続けに決定機を作られ、早川友基の好セーブでしのいだが、41分には再び相手のプレスからボールを奪われ、最後はアラウホに同点弾を許した。
後半に入ってからも、開始直後にダルウィン・ヌニェスにシュートを打たれ、その後も何度も危ない場面を作られていた。日本にも中村敬斗らがチャンスを作った一方、ウルグアイにも勝ち越す可能性は残されていた。
ウルグアイを暫定的に率いるディエゴ・フォルラン監督も試合後、90分近くを通して考えれば最終スコアは差がつきすぎたとの認識を示し、前後半ともに得点機を作れていたと振り返った。『El Observador』も、ウルグアイは終盤まで日本と競り合っていたものの、最後に守備のバランスを崩して失点を重ねたと分析している。
一方で、日本がポジティブな部分を見せたことも間違いない。
先制後にはボールを握って相手を押し込み、1-1で迎えた終盤には途中出場の選手たちが結果を残した。拮抗した試合を最後に勝ち切ったという点は、今後に向けても一つの収穫と言えるだろう。
ウルグアイメディア『Montevideo Portal』も、松木の先制点後について、ウルグアイにもいくつかのチャンスはあったが、日本が「試合を支配するようになった」と振り返った。
中盤やサイドで数的優位を作り、高い位置でボールを奪いながら相手陣内でプレーする時間を増やしたと、日本が優位に立った時間帯を評価している。
ただ、『Montevideo Portal』は同時に、後半はウルグアイが「展開を互角に戻し、より良いチャンスさえ作った」とも指摘している。84分には伊東純也のミスからダルウィン・ヌニェスがGKと1対1になるなど、日本が勝ち越されてもおかしくない場面もあった。
数字を見ても、3-1というスコアから受ける印象とは異なる。日本のシュートは8本、枠内シュートは3本に対し、ウルグアイは17本のシュートを放ち、そのうち8本が枠を捉えていた。日本は枠内シュート3本をすべて得点につなげた一方、早川を中心とした守備陣は何度も相手の攻撃を防いでいた。
90分までスコアは1-1。そこから日本が勝負強さを示したからこその3-1だったが、ウルグアイ側から見れば「内容を反映していない」と感じるのも不思議ではない。
結果は3-1で快勝にも見えるスコアになったが、内容まで「快勝」だったわけではない。勝利の中で見えた課題をどう修正するのか。28日のベネズエラ代表戦では、その部分も一つの注目点となりそうだ。
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