
アジア競技大会で3連覇を目指すなでしこジャパン【写真:Getty Images】
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は9月25日、第20回アジア競技大会準々決勝でフィリピン女子代表と対戦し、4-0で勝利した。この一戦について、試合直後、ワールドカップやアトランタ五輪などに出場し、元なでしこジャパンのエースストライカーとして活躍した大竹七未氏に話を聞いた。(語り手:大竹七未)[3/5ページ]
「本当に入っていこうと思ったら…」大竹七未氏が求める“代表へのアピール”

今大会4試合で5ゴール2アシストをマークしているなでしこジャパンの神谷千菜【写真:Getty Images】
ーーなるほど、そうですよね。この前の試合が終わった後も大竹さんがおっしゃっていましたが、攻撃のアイデア面をどういうふうに作るのかは気になって注目しながら見ていました。きょうはなかなか難しい部分もあったと思いますが、今後は強度の高い国が相手になります。準決勝は韓国と29日、中3日で対戦ということになりますが、そこに向けてはいかがでしょうか?
「でも、メンバーを休ませたりとかしているので、ちゃんと韓国とやるときは狩野監督が考える、今あるベストのメンバーで行くと思います。そうしたらたぶん、テンポも出てくるだろうし、なでしこらしい、本当にボールも人も動かせる、そういうサッカーが見れると思います」
ーーそうですね。きょうも神谷千菜選手が4戦連続ゴールと、今大会5ゴール2アシストとなりました。本当に結果を着実に残していますが、いかがですか?
「そうですね。やっぱり相手がどこであれ、毎試合ちゃんと得点を取れるのはすごく大事なことですし、要は信頼度、チームの中でも信頼って上がるじゃないですか。神谷選手が絶対に点を取ってくれるっていう。
ってことは、みんな神谷選手を見るんですよね。ボールを持ったときに神谷選手の動き出しとか、動きを見て、ボールも集まりやすくなると思います。しっかりと点を取れるその感覚を持っているので、韓国の試合も楽しみだなと思います」
ーー先日、10月のなでしこジャパンの欧州遠征があるということで、メンバーが発表されました。もちろん、日程的な難しさもあって、今アジア大会で戦っている選手は誰も選ばれませんでしたが、狩野監督自身は「WEリーグでも国内でも海外でも関係なくポテンシャルのある選手を使っていく。遠征メンバーに匹敵する選手たちがいれば、もしかしたら追加で呼ぶかもしれない」と言及がありました。選手たちのモチベーションというのは、大竹さんから見ると、どのように思う部分があるのでしょうか?
「でも、もし本当にそうやって(代表に)入っていこうと思ったら、もっとやらなきゃダメだと思います。普通にプレーをしていたら入れないし。簡単に言えば、もっと強引さだったりとか、誰が見てもすごい気持ちを感じるところを…。でも、今のこの予選で出すのって難しいですね。相手が相手なだけに。
次の韓国とか、その先勝って決勝を考えたときに、良い相手とやったときにどれだけそういう気持ちを出せるか、プレーでの変化をつけられるか、といったところはすごく大事です。あとは、神谷選手だったら、まずしっかり得点でアピールをする、ボールを受けて攻撃の起点になれるかどうか、しっかりキープをするとか、動き出しの部分だったりをアピールするのはすごく大事になってくると思います」