
直近9試合で9得点と、ハイペースで得点を重ねている日本代表FW上田綺世【写真:Getty Images】
日本代表FW上田綺世の勢いが止まらない。ベネズエラ戦では途中出場から2得点を奪い、直近9試合で9得点。フェイエノールト、リール、日本代表と舞台を変えながらゴールを重ねる28歳に、フランスメディアからも称賛の声が上がっている。
環境が変わっても「ネットを揺らす能力」は変わらない
日本代表は28日、キリンチャレンジカップ2026でベネズエラ代表と対戦し、2-1で勝利した。
0-0で迎えた後半開始からピッチに入った上田は、1点を先行された直後の49分、伊東純也のクロスに合わせて同点ゴール。さらに試合終了間際にはPKを冷静に沈め、逆転勝利の立役者となった。
その4日前に行われたウルグアイ戦でも、上田は途中出場から1得点1アシスト。後半アディショナルタイムに塩貝健人の決勝点をアシストすると、その後には自らダメ押しの3点目を奪っていた。代表2試合だけで3得点1アシストと、圧倒的な数字を残している。
その好調ぶりには、所属するリールのあるフランスでも注目が集まっている。
仏紙『レキップ』はベネズエラ戦後、上田を「ここ数週間、絶好調」と紹介。日本代表、リール、フェイエノールトでの直近9試合で9得点を記録していることを伝えた。
実際、その内訳を見ると勢いの継続性が際立つ。フェイエノールトでは移籍前のリーグ戦最後の3試合ですべて得点。
リール加入後は最初の4試合で3ゴールを奪い、今回の代表活動ではウルグアイ戦とベネズエラ戦で計3得点を記録した。直近9試合のうち、得点できなかったのはリールでのトロワ戦だけだ。
クラブもリーグも変わった。それでも、ゴールだけは途切れない。
フランスのサッカー専門誌『SO FOOT』も、そんな上田の状況に着目している。
同メディアは、ワールドカップを戦った北米、シーズン開幕を迎えたオランダ、そして夏の移籍市場で加入したフランスと、この数カ月で上田を取り巻く環境が大きく変化したことを紹介。その上で、「それでも変わらないのが、ゴールネットを揺らす能力だ」と評価した。
リールでの評価も、加入からわずか数週間で急速に高まっている。
地元メディア『Le Petit Lillois』によれば、加入後最初の2試合で連続ゴールを決めた時点で、チームメートのハーコン・ハラルドソンは上田を「怪物」と表現。スピードやパワーを称賛した。
また、ダヴィデ・アンチェロッティ監督も上田を「完全な選手」と評し、ゴール前での動きや戦術理解度の高さを評価している。
昨季はフェイエノールトでエールディビジ得点王に輝き、今夏には新天地へ。環境が次々と変わる中でも、ハイペースで得点を重ねている。
所属クラブやリーグ、代表と舞台が変わっても得点ペースを落とさず、コンスタントに結果を残せるFWは貴重な存在だ。少なくとも現在の日本代表において、上田は結果でチームを牽引する欠かせない選手の一人となっている。
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