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なでしこジャパン 2026.9.30 20:05

なでしこOG大竹七未が見たなでしこジャパン対韓国「前半はなぜうまくいかなかったかって…あれですよ」北朝鮮は「韓国よりも全部の質が上がる」

シリーズ:〇〇が見た日本代表 text by 竹中愛美 photo by Getty Images

26年9月29日 アジア競技大会 準決勝 日本×韓国より なでしこジャパン整列 国歌斉唱

アジア競技大会準決勝、韓国戦に臨んだなでしこジャパン【写真:Getty Images】



 なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は9月29日、第20回アジア競技大会準決勝で韓国女子代表と対戦し、2-0で勝利した。この一戦について、試合直後、ワールドカップやアトランタ五輪などに出場した元なでしこジャパンの大竹七未氏に話を聞いた。前半に日本らしさを欠いた要因や、後半に流れを引き寄せたポイント、決勝で対戦する北朝鮮について分析してもらった。(語り手:大竹七未)[3/6ページ]

「後半に水野(蕗奈)選手を入れたことによって…」

なでしこジャパン 神谷千菜

なでしこジャパンデビューから5試合連続のゴールとなった神谷千菜【写真:Getty Images】


ーー後半立ち上がりから日本がかなり攻め込んでいるのが見えましたが、そうした攻撃が繋がっていったという感じがします。

「後半に水野(蕗奈)選手を入れたことによって、動きができたのと、水野選手は結構走ってちゃんと起点にもなる。水野選手が入ったことによって、走る枚数が増えた感じになってきたので。本当に前半って1人がボールを持ってたら、もう1人しか動き出しがなくて、みんな見ちゃう感じだったのが、右サイドをちゃんと起点にできたことによって、動きが出始めた。

 あとは成宮選手を筆頭に、前線から追う、無理をして。あれを1回2回連続した良い守備で、段々みんなの体が動いてきたみたいな感じなんですよね。そういう流れがなんとなく来たなってときに、あそこでしっかり決めきれたのがこのチームの強さ。

 ビッグチャンスが来ても、外しちゃう、どんだけ攻めてても、ビッグチャンスを外して、相手に流れを持っていかれて、負けとかって全然ある流れなんですけど、なかなか自分たちの調子が出ない中でも失点を0にちゃんと抑えられている。その中で来たビッグチャンスをしっかり決めきるっていう試合運びはこのチームの良さだと思います」

ーーたしかに、決定機という決定機はそれほど多くなかったかもしれません。前半の45分、左サイドから桑原藍選手がクロスをあげて、神谷選手がボレーシュートを放ちましたが、ポストを直撃したり…。

「あれも上手いですよね。本当にシュートが上手いんですよね。神谷選手は」



ーーそうですね。ボール保持は韓国がしていて、日本はチャンスを作っていましたが、なかなか決めきれないといった前半でした。後半はみんなが走ることによって徐々にエンジンがかかり、連動が生まれていったというような流れだったんでしょうか?

「うーん、あとは、前半は若干距離感が遠いから、みんなが孤立してる感じでしたね。1人で頑張るみたいな感じでしたけど、後半は1人が動いてではなく、連動して動き出しが出るようになってきたので、それが日本の良さです。前半はビルドアップの部分では、結構中盤カットが多く、守備から1本放り込むみたいな流れが結構多かったんですよね。

 中盤カットして、守備から1本で、神谷選手を狙い、そのボールに対してサポートが入り、落とすとか、手数をかけない攻撃ももちろん大事なんですけど、常にロングパスを多用するサッカーだったので、なかなか流れも自分たちで掴めなかったように感じました。

 やっぱり日本の選手の良さって、長いボールを入れていくのも大事なんですけど、ある程度ボールと人を動かすサッカーだから、それでリズムを作るので。結構前半は守備から前線に1本のパスを入れて、落として、プレーするみたいな、結構単調になりがちだったので、たぶんリズムを掴みづらいっていうのもあったと思います」

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