なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は現地時間9日、国際親善試合でハイチ女子代表と対戦し、5-1の勝利を収めた。なでしこジャパンMF谷川萌々子は、この試合でセンターフォワードとして起用されたが、やはり適正の中盤でプレーすべきだ。
なでしこジャパン、谷川萌々子は中盤で起用すべき
今回のメンバーでは、田中美南と植木理子が負傷で不参加となり、主なCFとしての選択肢は島田芽依と土方麻椰だ。
狩野倫久監督は、欧州遠征の初戦で谷川をCFに起用。
谷川はゼロトップ気味で中盤に入りながら、ゴール前で決定的な仕事もしていた。
ボランチには長谷川唯と長野風花が入り、トップ下に宮澤ひなた、右サイドに清家貴子、左サイドに浜野まいかが起用されている。
前半はミスもあり、なかなかビルドアップも上手くいかなかったが、徐々にリズムを掴むと、左サイドを抜け出した宮澤からのパスを受けた長谷川がパスを送り、最後は清家がゴールに流し込んで、先制点をマークした。
2点リードで迎えた38分には、ペナルティエリア内で受けた谷川がラストパスを送り、最後は長谷川が冷静に決めて、なでしこジャパンが3点目を挙げている。
浜野まいかが決めた2点目も含めて、谷川がペナルティエリア内に侵入し、ゴールに関与した形だ。
谷川の特徴が活かされたのは、4点目のシーン。
57分、谷川が自陣で鋭い縦パスを送り、これを受けた長谷川がスルーパスを供給し、千葉玲海菜がゴール右に流し込んだ。
ビルドアップで中盤の底に降りてきた谷川がボールを受け、縦パスを供給し、一気に攻撃に展開。
やはり谷川は、バイエルンでもプレーしているボランチ、またはトップ下に入って、ビルドアップをしながら得点に関与する役割が合っている。
日本らしいパス回しを体現するためにも、谷川のポジションを下げて、プレーさせるのが、なでしこジャパンのボールを保持できる時間が長くなる相手に対しては有効だろう。
田中と植木がおらず、FIFA女子ワールドカップまでのテストマッチという意味合いがあるのであれば、初招集の島田をCFに置き、谷川をトップ下に置いても機能していたかもしれない。
以前にも試していたこの谷川のゼロトップは、1つのオプションとして残しておき、適正ポジションで他の選手との連係も見たいところだ。
【関連記事】
なでしこジャパン ハイチ戦のキックオフ時間や視聴方法は?
なでしこOGが見たなでしこジャパン「これだけ縦に速いサッカーって今までのなでしこにない」
世界5位のなでしこジャパンでも、登録者数は5万人で横ばい。JFAが描く女子サッカー2031年への道筋「本当にここから」【コラム】
【了】

