元マンチェスター・ユナイテッドのギャリー・ネビル氏と元リヴァプールのジェイミー・キャラガー氏が、マンチェスター・シティの財務規則違反問題について言及した。両氏は問題が解決するまで、シティとプレミアリーグに汚点が残り続けるとの見解を示した。英メディア『スカイ・スポーツ』が12日に報じた。
断然お得なセットプランも登場「U-NEXTサッカーパック」に加入[PR]
元イングランド代表DF2人がマンチェスター・シティの問題に言及
シティは11日、プレミアリーグ第8節でリヴァプールと対戦し、3-0で勝利した。この結果、プレミアリーグ首位に浮上した。しかし、財務規則違反をめぐる問題が依然として解決していないことから、試合結果だけに注目が集まる状況にはならなかった。
シティは、プレミアリーグの独立委員会から財務規則違反を認定されている。クラブ側は不正行為を否定し、不服申し立てを行っている。試合を中継した実況のピーター・ドルーリー氏は、この一戦を「プレミアリーグの歴史上、最も奇妙な一日」と表現した。
ネビル氏は試合後、シティの勝利を喜ぶサポーターがいる一方で、クラブが置かれている状況にも目を向ける必要があると指摘した。
「私たちは、これが何を意味するのか分からないまま、ここに座っている。シティのサポーターは勝利を喜んでいるだろう。しかし今、彼らは自分たちにどれほどの汚点や汚名が残り、どれほどの損害をもたらすことになるのか、理解していないと思う」
さらに、ネビル氏はリヴァプールのサポーターが「降格しろ」「不正をした者」といったチャントを浴びせていたことにも触れ、こうした批判から逃れることはできないと語った。
キャラガー氏も、シティが勝利を重ねるほど、クラブを取り巻く批判が大きくなる可能性があると指摘。問題の早期解決を求めた。
「ある意味、マンチェスター・シティを取り巻く雰囲気は、彼らが勝てば勝つほど強まっていくだろう。国内各地で、その空気はますます大きくなっていく。できるだけ早く結論を出す必要がある。私たちは今日、試合を見ているが、そもそもこの結果は何を意味するのだろうか」
アンフィールドでは、両チームのサポーターがシティを批判するバナーを掲げ、試合終盤にはシティの選手がボールに触れるたびに「不正をした者」と非難するチャントが起こったという。
ネビル氏は自身のポッドキャストでも、掲げられたバナーの一つを振り返った。「あるコーナーに掲げられていた『サポーターの一世代がだまされた』というバナーは、非常に重いものだった。今後、国内全体でそうした空気が広がるのではないかと思った。ここ10年から15年にわたり、自分たちはだまされてきたと感じる人々がいるのだろう」と語った。
そのうえで、シティの試合内容自体は称賛に値するものだったと評価しながらも、財務規則違反問題が影を落としていると強調した。
「本来なら、あのようなパフォーマンスを大いに称賛すべきだ。アンフィールドではいつものように難しい立ち上がりを耐え抜き、その後は試合を優位に進めて勝利した。しかし、そこには『ただし』がつく。私たちは、これが何を意味するのか分からないまま、ここに座っている」
ネビル氏は、シティがリーグ首位に立った一方で、今後の問題の行方によって状況が変わる可能性にも言及。財務規則違反問題が解決しない限り、クラブを取り巻く疑念は消えないとの見方を示した。
【関連記事】
マンCに違反認定。でも「オーナーの金」は悪なのか? 巨大資本が変えたプレミア、「FFP」が生まれた背景とは【サッカーとお金】
マンC騒動で考える「経営の透明性」。ドルトムントの仕組みはプレミアでも通用するのか?【サッカーとお金】
「腐敗しているのはアーセナル、マンU、リヴァプール」英ロックバンドボーカル、“盲信的”にマンC擁護も…主張むなしく響く
【了】

