フットボールチャンネル

コラム 2026.10.16 11:34

日本にいたほうが成長できた?元鹿島・濃野公人「それはないかな」。ソン・フンミンらとの対峙で得たMLS挑戦の価値【単独インタビュー(2)】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 フリーライター photo by Getty Images,D.C.ユナイテッド

濃野公人vsアラン・サン=マクシマン
濃野公人vsアラン・サン=マクシマン【写真:Getty Images】


 今年7月、鹿島アントラーズからアメリカ・メジャーリーグサッカー(MLS)のD.C.ユナイテッドへ移籍した濃野公人。新天地での初ゴールを含む2得点を記録し、攻撃面で結果を残した一方、本人が大きな手応えを感じているのは守備だ。ソン・フンミンら世界的アタッカーとの対峙を通じて何を得たのか。そして、実際にプレーして感じたMLSのレベルとは。単独インタビュー第2回では、アメリカでの成長と新たな発見について聞いた。(取材・文:元川悦子)[2/2ページ]

「今すぐにでもこっちに来た方が揉まれるんじゃないかな」

濃野公人×インテル・マイアミ
インテル・マイアミの選手らと握手を交わす濃野公人【写真:D.C.ユナイテッド】


 吉田麻也も「MLSはタレントも多く、爆発的な成長を遂げているリーグだから、日本のみなさんももっと認識を高めてほしい」といったような発言をしていたが、濃野自身も行く前と後では印象が大きく変わったという。

「全体的な個の質は間違いなく高いですね。それがリーグ特性と言っても過言じゃない。DPという枠がある分、どこのチームも攻撃の軸に彼らを置きますよね。リオネル・メッシ(インテル・マイアミ)とかロベルト・レヴァンドスキ(シカゴ・ファイヤー)とかが代表的ですけど、彼らは『旬が終わった』と言われがち。でも正直、メチャクチャ凄いですし、『彼はどこの国の選手?』みたいな選手でも相当凄い選手が何人もいます。

 僕が鹿島を離れた時、インスタとかに『日本にいた方がもっと成長できたんじゃないか』というメッセージが来ましたけど、それはないかなと。やっぱりDFは強烈なタレントと数多く対峙した方が絶対に伸びますからね。そこは日本の若い世代に向けて発信したいところ。『今すぐにでもこっちに来た方が揉まれるんじゃないかな』という意見は言いたいです」

 濃野は改めて目を輝かせた。傍目から見るよりも、MLSというリーグは目覚ましい飛躍を遂げられる環境なのだろう。まだ2カ月半でもここまでの刺激を得られているのはポジティブなこと。この勢いで、どんどん成長曲線を引き上げてほしいものである。

※単独インタビュー第3回は近日公開予定!

(取材・文:元川悦子)

【著者プロフィール:元川悦子 フリーライター】
1967年、長野県生まれ。94年からサッカー取材に携わり、ワールドカップは94年アメリカ大会から2022年カタール大会まで8回連続で現地に赴いた。「足で稼ぐ取材」がモットーで、日本代表は練習からコンスタントに追っている。著書に『U-22』(小学館)、『黄金世代』(スキージャーナル)、「いじらない育て方 親とコーチが語る遠藤保仁」(NHK出版)、『僕らがサッカーボーイズだった頃』シリーズ(カンゼン)などがある。

【関連記事】
元鹿島アントラーズ・濃野公人「成功例がないのも当たり前」。24歳で欧州ではなくアメリカ・MLSを選んだ理由【単独インタビュー】
鹿島アントラーズ|順位・順位推移・試合日程・結果【2026/27】
【動画】濃野公人のデビュー戦でのアシストがこれだ!


『フットボールチャンネル』でサッカー最新情報を見よう!
いち早くチェックしたい方は下記リンクから↓↓




【了】

1 2

KANZENからのお知らせ

scroll top