【写真:Getty Images】
2026年のバロンドール授賞式が現地時間26日に英国・ロンドンで行われ、アスレティック・ビルバオに所属するスペイン代表GKウナイ・シモンが、世界最高のGKに贈られるヤシン・トロフィーを初受賞した。今夏のFIFAワールドカップ2026(北中米W杯)では、史上最多となる7試合のクリーンシート(無失点試合)を達成し、スペイン代表の優勝に大きく貢献。スペイン人選手として初めて同賞に輝いている。
“GK版バロンドール”のヤシン賞を初受賞
ヤシン・トロフィーは、1963年にGKとして唯一バロンドールを受賞した元ソビエト連邦代表のレフ・ヤシン氏にちなんで名付けられた個人賞で、2019年に創設された。昨年はジャンルイジ・ドンナルンマが受賞しており、過去にはティボー・クルトワやエミリアーノ・マルティネスらも栄冠を手にしている。シモンは2024年にも候補入りしたが、マルティネスに次ぐ2位に終わっていた。
シモンは今夏の北中米W杯で、スペイン代表の正守護神として全8試合に出場。決勝ではアルゼンチン代表を相手に無失点で守り抜き、延長戦の末に1-0で勝利した。これにより、スペインは2010年南アフリカ大会以来16年ぶり2度目のW杯制覇を達成している。
今大会のシモンは8試合でわずか1失点に抑え、7試合でクリーンシートを記録。それまでのW杯における1大会最多無失点記録は5試合だったが、これを大幅に更新する歴史的な活躍を見せた。その功績が評価され、大会最優秀GKに贈られるゴールデングローブ賞も受賞した。
一方、2025/26シーズンのアスレティックでは公式戦46試合に出場し、ラ・リーガでは37試合でゴールを守った。チームはリーグ戦12位に終わるなど苦しいシーズンを過ごしたものの、スペイン代表では安定したパフォーマンスを披露。バロンドール公式サイトによると、選考対象期間にはクラブと代表を合わせて62試合に出場し、76失点、22試合でクリーンシートを記録している。
1997年6月11日生まれで現在29歳のシモンは、2018年8月にアスレティックのトップチームでデビューを果たした。その後は正GKとして活躍し、2023/24シーズンにはラ・リーガで17試合のクリーンシートを記録。スペイン代表ではUEFAネーションズリーグ2022/23、EURO2024の優勝にも貢献しており、今回のW杯制覇で主要国際大会のタイトルをさらに積み重ねた。
2024年のヤシン賞では2位だったが、今回はW杯での歴史的な記録を引っ提げて初受賞。アリソン・ベッカーやドンナルンマ、クルトワらに続いて世界最高の守護神に選ばれ、スペイン人初の快挙を達成した。
【男子ヤシン・トロフィー歴代受賞者】
2019年:アリソン・ベッカー(リヴァプール/ブラジル)
2020年:授賞式中止
2021年:ジャンルイジ・ドンナルンマ(パリ・サンジェルマン/イタリア)
2022年:ティボー・クルトワ(レアル・マドリード/ベルギー)
2023年:エミリアーノ・マルティネス(アストン・ヴィラ/アルゼンチン)
2024年:エミリアーノ・マルティネス(アストン・ヴィラ/アルゼンチン)
2025年:ジャンルイジ・ドンナルンマ(パリ・サンジェルマン/イタリア)
2026年:ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ/スペイン)
【関連記事】
バロンドール2026結果・順位|受賞者・候補者一覧・日本人選手
長谷川唯、女子バロンドールで日本人歴代最高順位! 松窪真心と谷川萌々子は何位?
バロンドール授賞式がパリからロンドンに移った理由とは? 開催地変更の背景
【了】
