
シャルケ所属MF田中聡【写真:Getty Images】
シャルケ04所属のMF田中聡が現地時間9月5日の王者バイエルン・ミュンヘン戦でブンデスリーガ初出場ながら躍動。驚異的な守備スタッツを残し、現地メディアも軒並み高評価だ。守備的な人材が手薄な日本代表の中盤にも明るい材料となりそうだ。
断然お得なセットプランも登場「U-NEXTサッカーパック」に加入[PR]
現地メディアも軒並み高評価
シャルケ04所属のMF田中聡が、ブンデスリーガ第2節にして異彩を放っている。インターセプト数において1試合最多の「7」を持つヴァルデマール・アントン(ドルトムント)に次ぐ、リーグ全体で2位に相当する「6」の好成績を記録した。
そしてその数字を残したのが、現地時間9月5日に行われた王者バイエルン・ミュンヘン戦(0-0)である。
前節レッドカードをもらったことで今節も出場停止となったロン・シャレンベルクに代わってブンデスリーガ初出場を果たすと、13.12kmの走行距離を記録。リーグの公式記録によれば、2試合フル出場を果たしたグリシャ・プロメル(シュトゥットガルト)の累計走行距離は25.8kmだ。この事実からも、同試合における田中の異質ぶりがうかがえる。
さらにデュエルは10回中8勝という高い成功率を披露。高い圧力を仕掛けてくるバイエルンの中盤に対し、球際の強さと予測に基づいたポジショニングで幾度もボールを刈り取り、リーグ屈指の攻撃力を誇るチャンピオンチームを無失点に封じる立役者となった。
リーグデビュー戦としては、申し分のない結果を残した格好だ。無得点に終わったが、今季の昇格チームが絶対王者を相手に勝ち点「1」を獲得したとあって、試合終了後にはピッチ上の選手やスタンドで見守ったサポーターが歓喜に沸いていた。
田中に対する現地メディアの評価も上々だ。独紙『BILD』は「出場停止のシャレンベルクの穴を見事に埋めた」として採点「2」(1が最高評価、6が最低評価)を付け、地元紙『Ruhr24』も同様に「2」の高評価を与えた。
『footy.de(schalketotal)』はやや辛口の2.5としつつも「絶え間なく走り、知的かつシンプルなパスでカウンターの起点にもなった」と内容面を称賛している。
日本代表の中盤にも明るい話題
サッカー専門メディア『Lomazoma』は田中を「ピッチ上におけるシャルケの最も優れた選手のひとり」と評し、「(シャルケの)5バックの前で掃除機のように機能した」と表現した。
同メディアは、相棒のスフィアン・エルファウジとの中盤コンビについても「息の合った連携で、新加入選手らしい戸惑いは全く見られなかった」とし、この出来なら「ミロン・ムスリッチ監督が(復帰後の)シャレンベルクに代えて起用を変える理由はない」とまで踏み込んだ評価を下している。
まだリーグ戦で1試合クオリティを示したに過ぎないが、日本代表入りへの期待も高まる。田中は2025年7月のEAFF E-1サッカー選手権こそ経験したものの、海外組を招聘したフル代表への参加歴はまだない。
ボランチは日本代表きっての激戦区だが、先の北中米W杯を振り返っても、本戦に臨んだ中盤のプレーヤーの中で守備に特長がある選手は佐野海舟のみ。遠藤航が代表引退を決断したことにより、“潰し屋”の選択肢はそう多くないのが現状だ。
豊富な運動量とデータに裏付けられたインターセプト能力、そして1試合とはいえ、ブンデスリーガでの突出したスタッツは今後に向けて明るい材料だ。
今回のバイエルン戦のような内容を今後も積み重ねていければ、次回以降の代表メンバー入りは決して非現実的な話ではなく、むしろ現実味を帯びたシナリオとして浮上しそうだ。
【関連記事】
プレミアリーグ2026/27|試合日程・結果・順位表・得点ランキング・日本人選手・移籍情報
【一覧表】日本人選手 海外移籍情報2026/27
歴代最強!? 4年後のW杯サッカー日本代表メンバー案
【了】
