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「この2週間で起きたことはすべてプラス」日本代表・中野就斗、初招集で得た手応えと課題「またこの舞台に」

text by 竹中愛美 photo by Getty Images

日本代表DF中野就斗

日本代表の中野就斗【写真:Getty Images】



 日本代表は10月5日、キリンカップサッカー2026決勝でニュージーランド代表と対戦し、2-1で勝利した。初招集となった今回の活動で4試合中2試合に先発したサンフレッチェ広島の中野就斗は、右サイドバックとして先制点につながるクロスを供給。一方で、失点につながったカウンターの場面については自身の課題として振り返った。



「この経験を思い出で終わらせるつもりはない」

 4バックの右サイドバックとして先発した中野就斗は、28分に久保建英からのパスを受けてクロスを送り、上田綺世の先制点につなげた。高い位置からのクロスやシュートは自身の武器でもあり、「もっともっと出していきたかった」と振り返る。

「ああいうなかでも遠慮せず、どんどんやっていくことが得点にもつながると思うので、そういうところをもっともっとやっていければいいなと思います」

 右のサイドハーフに入った堂安律との連係でも、「律くんも自分の良さ、自分の特徴を理解してくれて」というように、互いにコミュニケーションを取りながら相手のスペースを見て動き出した。中野は、長い距離を走ることで相手の守備を引きつけ、堂安がカットインしやすくすることを意識していたという。

 一方、課題として残ったのが32分の失点場面だった。日本が相手を押し込んでいたなかでボールを失い、カウンターを受けると、中野は自陣へ戻ったものの最後は失点。

「ああやって押し込んでいるときに、とられたことをあまり想定できてなくて、失点につながってしまった」と悔やんだ。

 相手がカウンターを狙っていたことも踏まえ、「クオリティもありますし、ひとつ判断が遅れたりすると、ああいう失点につながってしまうんだなと。そこは反省だなと思いました」と語る。

 それでも、今回の活動を悲観的には捉えていない。ベネズエラ戦では右ウイングバック、ニュージーランド戦では右サイドバックとして先発。



 この日は日本代表としておよそ2年半ぶりに4バックのシステムが採用された。3バックを基本とするサンフレッチェ広島でもほとんどプレーしていない右サイドバックでの起用にも「言われたらやるしかない」と応じ、自分の特徴を出しながら結果を残すことに挑んだ。

「なかなかチームでも代表でもなくて、でも、コミュニケーションを取りながらですけど、ああいうところは映像を見返して改善していくしかないと思うので、この2週間で起きたことはすべてプラスに捉えて、またやっていけばいいと思います」

 慣れない右サイドバックでも高い位置まで上がり、クロスを供給する場面も見られた。

「手応えだった部分もありますし、まだまだ課題もたくさん見えたのと、この2週間自分にとってプラスしかない期間だったので、またレベルアップして、この舞台に帰ってこられるように頑張りたいと思います」

 初招集の4試合を終え、得たものは多い。中野にとって今回の代表活動はゴールではない。

「この経験を思い出で終わらせるつもりはないので、やっぱり日本代表は目指す場所だし、もうずっと入っていたい場所。また、トレーニングし直しですね」

(取材・文:竹中愛美)

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【了】

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