浅野拓磨【写真:Getty Images】
ブンデスリーガ2部のシュトゥットガルトは26日、アーセナルから日本代表FW浅野拓磨の期限付き移籍加入を発表した。契約期間は今季終了までの1年間となっている。
今夏サンフレッチェ広島からアーセナルへの移籍が発表されていた浅野だが、日本代表などでの実績に乏しくイギリスの労働許可証を取得できなかった。そのためイングランド国外へのレンタル移籍が模索され、日本人選手が過去に複数在籍した経験のあるシュトゥットガルト行きが決まっている。
浅野はクラブ公式サイト上で「多くの日本人選手がブンデスリーガで進化を遂げ、素晴らしい経験を積んできました。特にシュトゥットガルトで」と、移籍決断の背景について述べた。
ただ、過去に在籍した2人とはやりとりする時間がなかったという。クラブによる最初のインタビューで「(岡崎)慎司さんと(酒井)高徳さんは日本代表なので知っていますが、僕の移籍が決まるまでに2人と話す時間はありませんでした。細貝(萌)さんとはシュトゥットガルトで会って話をしました」と、急転直下での移籍決定だったことを明かしている。
また、「ここにいられて非常に嬉しい。シュトゥットガルトでの時間が楽しみです。クラブが目標達成を確実にするための力になりたい」とドイツでの挑戦への意気込みも語った。
「僕は本当におしゃべりなタイプなんです。大家族なことも影響していると思います」と述べ、新たな環境に順応する意欲を見せた浅野。クラブから「背番号11」を与えられ、大きな期待を寄せられている。
昨季ブンデスリーガ1部を17位で終えたシュトゥットガルトは今季から2部を戦場とし、1年での1部昇格を目指す。その中で21歳の若きストライカーはどんな役割を果たせるだろうか。アーセナル復帰のために重要なシーズンに挑む。
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