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「バイエルンは家族、レアルは企業」。アンチェロッティ監督が新旧クラブを比較

text by 編集部 photo by Getty Images

アンチェロッティ
バイエルン・ミュンヘンのカルロ・アンチェロッティ監督【写真:Getty Images】

 今季からバイエルン・ミュンヘンで指揮を執るカルロ・アンチェロッティ監督が、元所属クラブと現所属クラブをそれぞれの会長を引き合いに出して比較した。仏紙『レキップ』でのインタビューで語った。

 アンチェロッティ監督はレアル・マドリーの監督を2シーズン務め、チャンピオンズリーグ優勝を達成。しかし、2014/15シーズンを無冠に終えたことでシーズン限りで解任となった。

 両クラブの違いについて、「バイエルンは家族のようになクラブであり、マドリーは企業のようなクラブだ」と語ったアンチェロッティ監督。

 さらに、「マドリーとバイエルンの違いは、一方の会長は元サッカー選手であり、サッカーで起こり得ることをよく理解している」と、その理由は会長にあると述べた。

 バイエルンの会長は、クラブで400試合以上に出場してリーグ戦優勝、チャンピオンズカップ優勝など数々のタイトルのほか、選手と監督としても西ドイツ代表でW杯優勝を果たし、個人タイトルでもバロンドールを2度獲得しているサッカー界のレジェンド、フランツ・ベッケンバウアー氏である。

 一方のマドリーのペレス会長は大学で土木工学を専攻し、建設業・不動産業で大成功した実業家であり、サッカーとはほぼ無関係のキャリアを過ごしてきた。

【了】

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