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岡崎慎司、鋭い嗅覚でリバプール戦2連発。早くも昨季の得点数に並ぶ

text by 編集部 photo by Getty Images

岡崎慎司
今季リーグ戦3点目を決めた岡崎慎司【写真:Getty Images】

【レスター・シティ 2-3 リバプール プレミアリーグ第6節】

 現地時間23日に行われたプレミアリーグ第6節レスター・シティ対リバプールは、3-2でアウェイのリバプールが勝利した。レスターのFW岡崎慎司は先発出場し、今季リーグ戦3点目となるゴールを決めている。

 ミッドウィークのリーグカップで対戦したばかりの2チームが、今度はリーグ戦で対戦した。前回は岡崎の1ゴール1アシストもあって2-0とレスターが勝利を収めたものの、どちらも大幅にメンバーを入れ替えて、異なる試合展開となる。

 立ち上がりから主導権を握ったのはリバプール。立ち上がりの決定機はいかせなかったが、15分に先制点する。左サイドのコウチーニョが右足で鋭いクロスをファーに送ると、大外に走り込んだサラーが頭に当ててゴールを奪う。

 先制点の前後にレスターは岡崎が好機を迎えた。失点の直前にはオルブライトンのクロスにヘディングで合わせるも枠外。18分にはヴァーディーのプレッシャーで前に出たGKのミスを誘うと、こぼれ球を拾った岡崎がシュートを放つ。しかし、ダイレクトでがら空きのゴールを狙ったシュートはGKに当たってしまい、決めきれなかった。

 するとリバプールは23分に追加点。コウチーニョの完璧なFKが直接サイドネットに突き刺さって2点差となる。

 岡崎は39分に鋭い動きを見せた。敵陣浅い位置からのFK。マグワイアがヘディングで落としたボールに飛び込んで右足で決める。だが、FKの時点でレスターの攻撃陣ほぼ全員が最終ラインより前におり、オフサイドのジャッジで得点は認められない。

 それでも岡崎がレスターに希望をもたらす。前半アディショナルタイムの3分、CKのチャンスでゴール前にボールが入ると、混戦の中でボールがこぼれてゴールに向かう。これに反応した岡崎は相手GKに引っ張られながらも足先に当ててゴール。1点を返して折り返した。

 岡崎のリーグ戦の得点数が早くも昨季に並んだが、レスターはなかなかリバプールの守備を突破できない。

 すると68分にはリバプールがリードを広げる。セットプレーで守備陣を上げていたレスターからボールを奪ってカウンターを仕掛けると、数的優位のままヘンダーソンにラストパスが通り、冷静に決めた。

 だが、レスターは諦めない。直後の69分、左サイドを突破したオルブライトンのクロスをグレイがペナルティエリア右で受けてボレーシュート。GKミニョレが弾いたボールをヴァーディーがヘディングで押し込んで2-3とした。

 72分には同点に追いつく最高のチャンスがやってくる。ヴァーディーが倒されたというジャッジでレスターがPKを獲得した。だが、ヴァーディーが放ったシュートはミニョレに止められてしまい、追いつくことができない。

 74分に岡崎が退いたレスターは、最後まで同点弾を目指したが、3点目は決まらず試合終了。リバプールは先月28日のアーセナル戦以来となる白星をつかんだ。

【得点者】
15分 0-1 サラー(リバプール)
23分 0-2 コウチーニョ(リバプール)
45+3分 1-2 岡崎(レスター・シティ)
68分 1-3 ヘンダーソン(リバプール)
69分 2-3 ヴァーディー(レスター・シティ)

【了】

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