エイバルの乾貴士【写真:Getty Images】
スペイン・プロリーグ機構(LFP)のハビエル・テバス会長は、エイバルに所属する乾貴士が来季ベティスへ移籍することを事実上「発表」した。
エイバルの主力として活躍を続けてきた乾だが、今季末までとなっている契約は延長せず。夏の移籍市場でベティスへ移籍することが合意に達したと報じられていた。
テバス会長は、今年1月にサウジアラビアの選手たちがリーグ主導の「集団移籍」でスペイン1部や2部のクラブに加入したことについて語る中で、乾の去就にも触れている。スペイン『eldebatedehoy.es』に語った。
「エイバルやレバンテ、レガネスなどのようなクラブには、ある特定の国で注目を集めるような選手がいるようにすることが必要だ。エイバルには乾がいるが、来年はもちろんベティスでプレーすることになる」とテバス会長は話している。
「エイバルは日本で(レアル・マドリー、バルセロナに次いで)3番目に見られているチームだ。世界中から見られるような、たとえば(ガレス・)ベイルを加入させることはできない。日本やサウジアラビアや韓国など、その国での人気を牽引するような良い選手を連れてくることだ」とテバス会長は中小クラブのマーケティング戦略について語った。
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