コスタリカ戦終了間際にゴールを決めたネイマール【写真:Getty Images】
ロシアワールドカップはグループリーグの終盤戦を迎え、8グループ中半分は全日程が終了。各グループともに激戦が繰り広げられており、試合の終盤に劇的な形でスコアが動く展開の試合も多い。
大会の全64試合のうち40試合が行われた現時点で、試合の85分以降に記録されたゴール数は全部で21点。英メディア『スカイ・スポーツ』によれば、2014年の前回大会は全64試合で85分以降の得点が20点であり、今大会は早くもその数字を上回った。
21点のうち12点は、試合の最終結果に影響を与えるゴールだった。同点の状況からの決勝ゴールが9点、敗れている状況からドローに持ち込むゴールが3点記録されている。
VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の導入による試合中断などにより、長めのアディショナルタイムが取られることも影響しているかもしれない。サウジアラビアのサルマン・アル・ファラジがエジプト戦の「50分36秒」、ブラジルのネイマールがコスタリカ戦の「96分49秒」に決めたゴールは、それぞれ1966年大会以降における前半と後半の最も遅い時間帯に記録された得点となった。
【了】