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酒井高徳、わずか12分で退場。伊藤達哉は2戦連続スタメンもチームは格下相手に敗戦

text by 編集部 photo by Getty Images

酒井高徳
酒井高徳【写真:Getty Images】

【アルミニア・ビーレフェルト 2-0 ハンブルガーSV ブンデスリーガ2部第20節】

 ドイツ・ブンデスリーガ2部第20節が現地時間の2日に行われ、FW伊藤達哉とDF酒井高徳が所属する首位ハンブルガーSVがアウェイで14位アルミニア・ビーレフェルトと対戦し、0-2で敗戦した。

 前節ザントハウゼン戦で9試合ぶりのスタメン出場を果たした伊藤は2試合連続でスタメン出場を果たした。伊藤は積極的にボールに絡み、チャンスを作るが、終盤に決定機を外すなど、チームに貢献することができなかった。酒井は開幕から連続出場を維持するも12分に一発レッドで退場となった。

 12分、ビーレフェルトがハンブルガーSVからボールを奪うと、センターライン付近から縦パスを供給。そのボールにヴォルグサマーが反応すると、左サイドの酒井もついていく。だが、半歩抜け出したヴォルグサマーの足を酒井が後ろから引っ掛けてしまい、ファールの判定。このプレーで主審から酒井にレッドカードが出てしまい、ハンブルガーSVは80分近くを一人少ない状況で戦わなくてはいけなくなった。

 すると20分、ビーレフェルトが先制する。左サイド深い位置からのFKにヴォルグサマーが右足で合わせ先制。一人多いビーレフェルトの優位な展開になった。さらに26分、ビーレフェルトのラインホルト・ヤボがペナルティエリア手前で強烈なミドルシュート突き刺し、2-0とビーレフェルトがハンブルガーSVを突き放した。

 一人少ないハンブルガーSVは早めに一点を奪って流れを引き寄せたいが、酒井の退場が響き、攻撃が単発に終わってしまう。その後も、ハンブルガーSVはボールを繋ごうとするが、相手DFの網にかかってしまい、反撃を試みることができない。

 対するビーレフェルトもハンブルガーSV陣内に何度も攻め入るが、追加点を決め切ることができず。試合はこのまま終了し、0-2で首位ハンブルガーSVが黒星を喫した。

 これで、ハンブルガーSVは2位のケルンが現地時間3日の試合で勝利を収めると、勝ち点差が1に縮まってしまう。

【得点者】
20分 1-0 ヴォルグサマー(アルミニア・ビーレフェルト)
26分 2-0 ラインホルト・ヤボ(アルミニア・ビーレフェルト)

【了】

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