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ヴェンゲル氏、バイエルン新監督就任に向け交渉へ。「来週話をする」

text by 編集部 photo by Getty Images

アーセン・ヴェンゲル
アーセン・ヴェンゲル氏【写真:Getty Images】

 元アーセナル監督のアーセン・ヴェンゲル氏は、バイエルン・ミュンヘンの新監督就任に向けて週明けにクラブとの交渉を予定していることを明らかにした。『beINスポーツ』が同氏のコメントを伝えている。

 バイエルンは先週末のフランクフルト戦に1-5の大敗を喫したあとニコ・コバチ監督を解任。ヴェンゲル氏は新監督の候補の一人だとも噂されたが、独紙『ビルト』はバイエルンが同氏を選択肢から外したと報じていた。

 だがヴェンゲル氏は自らの言葉で現状について説明を行った。バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOと電話で話をしたというのは『ビルト』も伝えていた通りだが、そこで就任を断られたというのは事実ではなく、改めて交渉を行う予定を取り交わしたのだという。

「水曜午後にルンメニゲから電話があり、応答できなかったのでかけ直した。彼は(チャンピオンズリーグの)オリンピアコス戦に車で向かっているところだった。4分か5分くらい話をして、(ハンジ・)フリックを(暫定)監督に任命したと聞いた。今後2試合は彼が指揮を執る」とヴェンゲル氏は語る。

 ヴェンゲル氏はバイエルンの新監督就任に関心があるかと尋ねられたが、即答は避けたとのことだ。「日曜夜までは私はドーハにいるので、来週話をすることを一緒に決めた。これが真実の話だ」と交渉の予定を明かしている。

 ヴェンゲル氏は約22年間にわたって務めたアーセナル監督を2017/18シーズン終了後に退任し、その後はフリーとなっていた。ブンデスリーガ8連覇を目指すドイツ王者で新たな挑戦をスタートさせることになるのだろうか。

【了】

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