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堂安律、先発落ち続く現状の打破へ意気込み「状況を変えられるのは自分だけ」

text by 編集部 photo by Getty Images

堂安律
【写真:Getty Images】

 オランダ1部のPSVに所属する日本代表MF堂安律は、十分な出場機会の得られない現状に納得はしていないものの、自分の力で状況を変えていくしかないと意気込みを示した。オランダ紙『テレグラーフ』がコメントを伝えている。

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 昨年夏にフローニンゲンから強豪PSVに移籍した堂安は、マルク・ファン・ボメル前監督の下では先発で起用される試合が続いていた。だが12月に監督が交代し、エルネスト・ファーベル監督が就任してからはポジションを失ってしまった。

 かつてフローニンゲンを率いていたファーベル監督の就任は、自分にとってプラスになると考えていたと堂安は認めている。「(監督は)僕のことをすでに知っていたので、もっとポジティブな結果になるかもしれないと考えていました。想像していたようにはなっていないですね」

 だが、監督が誰であっても起用されるだけの実力が自分にない証拠だとも語る。「(リオネル・)メッシや(クリスティアーノ・)ロナウドのように結果を出せるなら監督はその選手を選ぶ。自分がまだそのレベルにないのは分かっています」としつつ、「自分に何ができるかをピッチ上で見せなければならない」「状況を変えられるのは自分だけだと分かっている」とアピールを続けていく姿勢を示した。

 今季終了後には、U-23日本代表として東京五輪に臨むことも期待される。「良いプレーをして、日本にメダルをもたらしたいと思っています」と堂安。「日本のメディアやファンからの期待は大きい。今の僕の状況は理想的ではないですが、乗り越えられると分かっています」と、良い状態で夏を迎えることに自信を見せている。

 現地時間8日に行われるエールディビジの試合では、移籍後初めて古巣フローニンゲンのホームに乗り込む。PSVへの移籍を勝ち取るに至った昨季までのようなパフォーマンスをもう一度見せることができるだろうか。

【了】

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