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国際陸連会長も東京五輪延期をIOCに要請か「今年7月開催は不可能」

text by 編集部 photo by Getty Images

セバスチャン・コー
【写真:Getty Images】

 国際陸上競技連盟(IAAF)会長であり国際オリンピック委員会(IOC)調整委員を務めるセバスチャン・コー氏も、今夏に予定される2020年東京五輪の開催延期をIOCに要請したようだ。カナダ『CBC』が22日付で報じた。

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 今年7月24日から8月9日までの日程で開催が予定される東京五輪だが、世界各国に拡大した新型コロナウイルスの影響により延期を求める声が強まっている。各国のスポーツ連盟や五輪委員会からも公式な形での延期要請が相次いでいる状況だ。

 コー会長は数日前に英『BBC』が行ったインタビューの中で、東京五輪を今年9月や10月に延期することは「可能だ」と発言。一方で2021年への1年間延期に関しては容易ではないとの見方を示していた。

 国際オリンピック委員会(IOC)は22日付で、五輪の開催延期の可能性について今後4週間で議論を行うとの声明を出した。一方、IAFFからもIOCに対して延期の要請が送付されたようだ。『CBC』はコー会長からIOCのトーマス・バッハ会長に宛てられた手紙を入手したとして伝えている。

 手紙の中では、予定通り今年7月に東京五輪を開催した場合に想定される不安要素について説明。「今年7月の五輪開催は不可能でもあり望ましくもないというのが我々の一致した見解だ」「世界の陸上界全体に、東京五輪の新たな開催日程の確定に協力する準備がある」と述べられている。

 IAFFからは、公式な形で延期を要請する声明は出されていないものの、延期の可能性を検討するというIOCの発表を「歓迎する」と公式ウェブサイトで述べられている。

【了】

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