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同じ過ちを繰り返したメッシ。必然だったバイエルン戦での完敗

23日に行われたチャンピオンズリーグのベスト4、バイエルン・ミュンヘン対バルセロナの一戦は4-0でバイエルンが完勝した。思わぬ大差が付いたのはなぜか。バイエルンの守備、バルサの問題点から検証する。

text by 植田路生 photo by Kazuhito Yamada/Kaz Photography

高さを生かしバイエルンが優位に

 アリエン・ロッベン
アリエン・ロッベンの活躍によりバイエルンが圧勝【写真:山田一仁/Kaz Photography】

 23日、チャンピオンズリーグのベスト4、バイエルン・ミュンヘン対バルセロナの一戦が行われ、4-0でホームのバイエルンが勝利した。

 マンジュキッチを出場停止で欠くバイエルンは、1トップにマリオ・ゴメスを起用。一方、プジョルをケガで欠くバルサは、センターバックに予想通りバルトラを使ってきた。前線は、ビジャをベンチに置き、左からアレクシス・サンチェス、メッシ、ペドロを並べた。

 得点シーンはバルサの弱点である高さをバイエルンが突いた格好だ。25分、コーナーキックのこぼれ球をミュラーが拾ってロッベンに渡すと、ふわりとしたセンタリングを上げる。中でダンテが競り勝ち、最後はミュラーが押し込んだ。

 49分にも、ロッベンがコーナーキックを蹴ると、ボールはファーで待つミュラーへ。ダニエウ・アウベスに高さで勝ち、中に折り返すと、ゴメスが左足で豪快にボレーを蹴り込んだ。

 バイエルンはその後も手を緩めることなく、73分にはカウンターからロッベンがドリブルでエリア内へ侵入。ジョルディ・アルバが倒れた隙を突いて、得意の左足で流し込んだ。

 ゴールショーはまだ終らない。82分、アラバが左サイドから低いクロスを上げると、足をつって交代する直前のミュラーが中で上手く合わせダメ押し。バイエルンが圧巻の4ゴールでバルサに完勝した。

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