ブンデスリーガ第11節でボルシアMGを破り、リーグ8戦ぶりの勝利を挙げたボルシア・ドルトムント。そのドルトムントがドイツ代表でチェルシーのFWアンドレ・シュールレをリストアップしているようだ。9日のドイツ紙『ビルド』が報じている。
同紙によれば、連日の移籍報道に揺れるMFマルコ・ロイスの後釜として、ドルトムントはシュールレをリストアップした様子。
昨季チェルシーに移籍したシュールレ。ジョセ・モウリーニョ監督からの評価は高いものの、今季はリーグでのフル出場が一度もない。先日行われチャンピオンズリーグ(CL)のマリボル戦では先発したが、「彼にはもっと期待していた」と前半で交代させられている。
同紙では、シュールレはモウリーニョ監督の信頼を完全には得られておらず、ベンチ入りメンバーに入れるかどうかの瀬戸際と見ている。
一方、ロイスは、バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・シティなどから巨額のオファーの噂がある。だが、ボルシアMGのマックス・エーベルSD(スポーツディレクター)が2012年に同チームからドルトムントへ移籍した際の理由を「タイトルが取れるチームに行く」と明かしており、金銭で移籍することはないようだ。
しかし、ドルトムントは、なんとか降格圏内を脱したとはいえ順位的にはタイトルを獲るのにかなり厳しい。DFBポカール(ドイツカップ)とCLはまだ残ってはいるが、簡単なものではない。現実的な目標はCL出場権獲得となっている。
ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOもCL出場権を逃すことになれば、ロイスの慰留は難しいと明かしていた。
同紙は、ドルトムントがロイスの後釜を見つけるべく、すでにスカウトをヨーロッパに派遣しており、そのリストの中にシュールレは当然含まれていると報じている。
ドイツ代表でもポジション争いをする2人だが、果たしてどういう決断を下すのか? 今後の動向が注目される。
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