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藤野あおばがリーグ戦初ゴール!
イングランド・ウィメンズ・スーパーリーグ(WSL)第15節、トッテナム・ホットスパーFCウィメン対マンチェスター・シティWFCが現地時間2日に行われた。試合はアウェイのシティが2-1の勝利を収めた。この試合では、藤野あおばが1ゴール1アシストの活躍を見せた。
2月27日に行われたシービリーブスカップ第3節アメリカ合衆国女子代表戦(2-1)にスタメン出場していたシティのなでしこジャパン(日本女子代表)MF長谷川唯、GK山下杏也加、MF藤野が再開後の初戦でいきなりの先発となった。シティの20歳MF大山愛笑はベンチ入りも出番なしに終わっている。
なでしこジャパンの試合から移動などで休む時間もなかった日本人選手たちが、いきなり結果を残す。トッテナムのプレスに苦戦していたシティがやや劣勢の中、11分に右サイドをローラ・ブラインドキルデとの連携で抜け出した藤野がクロスを供給。これにフィフィアネ・ミデマーが頭で合わせてゴールネットを揺らし、シティが先制に成功する。
シティは32分に同点ゴールを奪われ前半を折り返すが、今度は藤野がゴールでチームに貢献する。78分、右サイドでカースティン・カスパリジからのスローイングでのボールを受けた長谷川が浮き球のパスを供給。これに反応した藤野が相手DFの背後を取り、右足でカットインしてからすかさず左足のシュートを放つ。アウト回転のかかった強烈なボールがゴールに決まった。
長谷川との見事な連携で相手DFを見事に崩すと、最後は個人技でゴールを奪って見せた。また、シュートも相手GKから逃げていくような軌道のボールで、これでは簡単には止められない。UEFA女子チャンピオンズリーグ(UWCL)ではすでにゴールを決めていた藤野だが、これが加入後リーグ戦初ゴールとなっている。結局、試合はこのまま終了し、シティが2-1の勝利を収めた。