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【写真：Getty Images】

鈴木彩艶の成長に注目？

　イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドは、イタリア・セリエAのパルマに所属するサッカー日本代表GK鈴木彩艶の獲得に関心を示しているようだ。韓国メディア『スポーツ京郷』は24日に、AFC アジアカップ カタール 2023から鈴木がビッククラブに注目されるまで成長したと報じている。

　昨夏の移籍市場で、ベルギーのシント＝トロイデンVVからパルマに加入した鈴木。すぐに定位置を掴むと、ここまでリーグ戦32試合に出場している。データサイト『FBREF』によると、今季の鈴木は85セーブを記録しており、これはセリエAで7位となる数字だ。

　イタリアでの活躍が認められて、ドイツの移籍情報専門サイト『トランスファーマルクト』が3月に行った市場価値の更新では、900万ユーロ（約14億円）から1400万ユーロ（約22億円）へと大幅に上昇。セリエAのゴールキーパーの中では、市場価値が5番目に高い選手となった。

　ユナイテッドやチェルシー、ドイツ・ブンデスリーガのバイエルン・ミュンヘンなどが、鈴木に関心を示していると現地メディアは報じており、すでに欧州の名門が注目する選手の1人だ。

　同メディアは、「アジアカップで苦しんでいたあのゴールキーパーなのだろうか」と前置きし、鈴木について次のように述べている。

「日本代表チームにおいて、ここ数年間でもっとも脆弱なポジションはゴールキーパーだったが、今は心配いらないものとなった。鈴木がパルマで活躍し、存在感を示している。直近4試合のうち、3試合はクリーンシートだ。戦力の劣るパルマの状況を考慮すれば、鈴木のパフォーマンスは際立っていると言えるだろう」

　そして、「23年のアジアカップでは、日本代表の森保監督は鈴木をスタメンで起用した。しかし、当時の彼はハイボールの処理に苦しみ、ミスを連発した。森保監督は、非難されながらも起用し続けた。鈴木もよく耐えながら活躍を続け、パルマでは着実に安定した守備を披露している」と、アジア杯では低調なパフォーマンスに終わった鈴木が、今季のセリエAで輝いていることに驚きを示しつつ、ユナイテッドやチェルシー、バイエルンなどのビッククラブに注目されるまで成長したことを高く評価している。