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「獲得に乗り出すクラブは減る」ブライトンMF三笘薫、米大手メディアが今夏に移籍する可能性は低いと指摘【海外の反応】

text by 編集部 photo by Getty Images

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ブライトンの三笘薫

【写真:Getty Images】

夏の移籍はあるのか

 イングランド・プレミアリーグのブライトンに所属するサッカー日本代表MF三笘薫は、今夏の去就が注目されている。サウジアラビアのクラブや、プレミアリーグの強豪が関心を示しているとの噂も持ち上がっている中で、米メディア『The Athletic』は現地時間2日に、今夏の移籍市場で三笘が移籍する可能性について報じた。

 

 三笘は、今季リーグ戦33試合に出場して、9ゴール3アシストを記録。直近の試合は負傷の影響でベンチからの出番が続いているものの、チームの主力として印象的な活躍を見せている。

 英メディア『FOOTBALL INSIDER』は、「ファビアン・ヒュルツェラー監督が率いるブライトンには、三笘が今夏に退団するとの噂がある。複数のクラブから関心を集めていることから、夏に大きな変化を迎えるかもしれない」と述べた上で、冬にオファーを出したサウジアラビアのチームや、リバプール、チェルシーなどが獲得に動く可能性があると報じた。

 一方で、『The Athletic』は、「ブライトンは三笘との契約延長に楽観的か、それとも終わりが近づいているのか」と前置きし、次のように言及している。

「三笘はブライトンでとても幸せだ。クラブの落ち着いた運営は彼の性格にぴったりで、ピッチ上でも活躍を続けている。金銭目的のサウジへの移籍には全く興味がない。三笘の契約は27年6月までだ。プレミアリーグやヨーロッパのクラブには高額の移籍金を支払えるビッグクラブもあるが、左ウイングを必要としているクラブがどれだけあるだろうか。ブライトンが、高額の移籍金が必要な移籍モデルを採用していることを考えると、獲得に乗り出す可能性のあるクラブの数は減る」

 また、「三笘の母国である日本やアジア全体でクラブへの関心が爆発的に高まっていることから、商業的価値も考慮に入れる必要がある。そのため、(移籍金が高くなったとしても)全体として公正な価格と良い取引となるだろう。三笘は野心家だが、ブライトンで得たものに感謝をしている」と述べつつ、UEFAヨーロッパリーグ(欧州EL)出場権を獲得できれば、残留の可能性は高まるだろうと指摘した。

 リーグ戦34試合を消化した時点で、ブライトンは13勝12分9敗の勝点51で9位につけている。EL出場圏内の6位ノッティンガム・フォレストとは9ポイント差、UEFAカンファレンスリーグ出場権内の7位アストン・ヴィラとは6ポイント差だ。果たして、ブライトンは欧州の大会の出場権を獲得できるか、その結果次第で今夏の三笘の去就に注目が集まりそうだ。

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