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欧州各国リーグは、いよいよクライマックスが近づいている。リバプールやバルセロナのように、王座奪還を果たし充実したシーズンを過ごしたクラブがある一方で、期待されながら、大きく低迷したクラブも存在する。今回は、24/25シーズンにおいて期待外れに終わったチームをピックアップして紹介する。※情報は全て5月18日現在
マンチェスター・ユナイテッド
【写真:Getty Images】
順位:16位
監督:エリック・テン・ハフ→ルート・ファン・ニステルローイ(暫定)→ルベン・アモリム
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名門マンチェスター・ユナイテッドが、上位と下位の戦力差が縮まった新たなプレミアリーグの波に飲まれた。第37節を消化した時点での順位は16位で、プレミアリーグ創設後ワーストだった昨季の8位を大きく下回る結果に終わることが確定している。
UEFAヨーロッパリーグ(EL)では決勝に進出しており、来季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得する可能性も残されているが、総合的にみると“大失敗”のシーズンだったと言えるだろう。昨シーズンのオフにエリック・テン・ハフ前監督から指揮官を交代することなく挑んだ今季は、あらゆる課題が浮き彫りになった。
特に深刻なのが得点力不足である。リーグ戦では2年目のラスムス・ホイルンドが4得点、新加入のヨシュア・ザークツィーが3得点と、ワントップで出場することが多い選手の決定力不足が露呈。本稿執筆時点では2桁得点者がおらず、チームの総得点もワースト5位と、過去に何度も得点王を輩出したクラブでは考えられないほど前線に怖さがない。
昨年11月に発足したルベン・アモリム体制では、リサンドロ・マルティネスやアマド・ディアロら核となる選手の負傷離脱が痛恨だったのも事実だが、あらゆるポジションに質が足りていない。仮にEL決勝でトッテナム・ホットスパーに敗れて欧州カップ戦出場権を逃すようであれば、来季も厳しい台所事情での戦いを余儀なくされるかもしれない。