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Jリーグでは圧巻も…。サッカー日本代表では輝けなかった名手5人。一体なぜ? 不遇だった男たち

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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 FIFAワールドカップ(W杯)北中米大会の出場を決めたサッカー日本代表は、6月のシリーズで主力級だけでなく、当落線上の選手や期待の若手を多くチームに招集した。代表で活躍できる選手はほんの一握りであり、圧巻の活躍を見せながら代表で輝けなかった逸材は数多くいる。今回は、そんな名手たちを5人ピックアップする。(データは「transfermarkt」参照)

DF:新井場徹(あらいば・とおる)


【写真:Getty Images】

生年月日:1979年7月12日
日本代表成績:なし

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 Jリーグの歴史を彩ってきた名サイドバック(SB)の新井場徹は、日本代表と縁がなかった選手の1人である。

 ガンバ大阪の一員としてプロキャリアをスタートさせた新井場は、1998年に左SBのレギュラーをつかみ取り、2000シーズンにはディフェンダーながらリーグ戦7ゴールを記録。サイドから切り込んでのシュートは同選手の武器となった。

 2004年1月に鹿島アントラーズへ加入してからは、カットインに加えクロスも武器となり、プレーの幅がさらに広がることに。チャンスメイクだけでなくフィニッシュワークもこなす攻撃的SBとして、常勝軍団に欠かせない存在となった。右SBを務めていた内田篤人との両翼は、Jリーグ3連覇を達成した鹿島の黄金期を象徴する名コンビだったといえるだろう。

 そんな新井場は、2001年のフィリップ・トルシエ監督時代に行われたA代表メンバー選考合宿に招集された経験はあるものの、意外にもフル代表の経験はない。当時3バックが採用される中、左ウィングバック(WB)のライバルである三都主アレサンドロや駒野友一との競争に勝つことが出来ず、日韓W杯ではメンバー外となってしまった。

 指揮官がトルシエからジーコやイビチャ・オシム、岡田武史と変遷していく中でも、強力な同ポジションの選手たちに埋もれ、以降も日本代表に招集されることが叶わず。クラブでは常に圧巻のプレーを見せていただけに、彼が国際舞台でどんな輝きを見せることが出来たか気になる選手のひとりだ。

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