FIFAクラブワールドカップ2025 最新ニュース
FIFAクラブワールドカップ(CWC)2025が開幕を迎えた。今大会から新フォーマットとなり、合計32クラブが参戦する。その中で、力があるのはどこなのか。今回は各チームの戦力を5項目(攻撃力、守備力、選手層、勝負強さ、采配力)に分けて数値化(各20点の100点満点)し、ランキング形式で紹介する。(選定・文:河治良幸)※情報は開幕前時点
15位:フラメンゴ(ブラジル)
監督:フィリペ・ルイス
2025リーグ戦績:1位(7勝3分1敗)※16日時点
戦力値:72(攻撃力16,守備力13,選手層14,勝負強さ15,采配力14)
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かつてジーコなどを輩出し、ブラジルでもNo.1の人気を誇る。同じリオ州のヴァスコ・ダ・ガマ、ボタフォゴ、フルミネンセとライバル関係を持つが、特にフルミネンセとの試合は“フラ・フル”と呼ばれるビッグゲームで注目を集める。
長い歴史の中で浮き沈みを繰り返しているが、ここ10年は全国選手権のセリエAで6位以内をキープしており、2019年と2020年に連覇を果たしている。2022年にはコパ・リベルタドーレスで優勝し、FIFAクラブワールドカップの出場権を勝ち取った。
2年目のフィリペ・ルイス監督は個人技が中心だったチームに、ハードワークと組織的な戦術を植え付けて、高い強度のサッカーを浸透させた。現在の中心選手はウルグアイ代表MFジョルジアン・デ・アラスカエタで、ブラジル人に囲まれても卓越した技術が際立つ。2025シーズンのリーグ戦では得点数もアシスト数もチームのトップだ。
デ・アラスカエタと縦のホットラインを築くのが、同じウルグアイ代表のニコラス・デ・ラ・クルスで、驚異的な運動量でセカンドボールを回収しては、的確なパスでチャンスの起点になる。万能型のFWペドロも前線から精力的に、攻守両面に絡むことで、デ・アラスカエタなどのフィニッシュを助けながら、クロスなどのチャンスに得点力を発揮している。
グループの組み分けにはまずまず恵まれたこともあり、まずはラウンド16に進出して、さらに先を目指していきたい。