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コラム 6か月前

「それを最後までできなかった」安居海渡は驚いていた。浦和レッズが「逆転という形に陥った原因」【現地取材コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

FIFAクラブワールドカップ2025 最新ニュース

 FIFAクラブワールドカップ2025(CWC)が現地時間21日にアメリカ各地で行われ、浦和レッズは第2戦でインテル・ミラノと対戦。連敗を避けたい浦和だったが、後半の2失点により1-2の逆転負けを喫した。ボランチの安居海渡は前節から見事に修正したものの、終了間際の刹那に悔しさを滲ませる。(取材・文:元川悦子)

スコルジャ監督の秘策により、序盤は浦和レッズがインテルを翻弄

浦和レッズ所属MF安居海渡
【写真:Getty Images】

 現地時間6月17日の初戦・リーベルプレート戦(シアトル)を1−3で落とし、2025年FIFAクラブワールドカップ(CWC)グループリーグ突破にいきなり黄信号が灯った浦和レッズ。21日の第2戦・インテル戦(同)は絶対にポイントを取らなければいけない大一番。2連敗だけは絶対に回避しなければならなかった。

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「インテル戦はリーベル戦とは違ったソリューションを見出さないといけない。Jリーグでやったことのない戦略を考えています」

 前日会見でこう語ったマチェイ・スコルジャ監督だったが、前回と全く同じスタメンを送り出してきた。しかしながら、守備時に金子拓郎と渡邊凌磨の両サイドハーフ(SH)が最終ラインに引いて強固なブロックを形成するというのはJリーグではやっていない形。3−5−2システムをベースに両ウイングバック(WB)が大外に開き、そこにセンターバック(CB)やボランチが絡んで可変してくるインテルを封じるべく、彼らは徹底的に戦術を落とし込んだのだろう。

 指揮官の秘策が的中し、この日の浦和はまずまずの好スタートを切った。守備ラインの低さは多少、気にはなかったが、「ある程度持たれるのは仕方ない」と割り切りつつ、ボールを奪ってカウンターを仕掛けようとしたのだろう。

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