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コラム 6か月前

「思ってる以上に…」西川周作が流した涙。「初めて感じた」まだ浦和レッズにはやるべきことがある【現地取材コラム】

シリーズ:コラム text by 河治良幸 photo by Getty Images

FIFAクラブワールドカップ2025 最新ニュース

 FIFAクラブワールドカップ2025(CWC)が現地時間21日にアメリカ各地で行われ、浦和レッズは第2戦でインテル・ミラノと対戦。この試合に1-2で敗れたことにより、浦和のグループステージ敗退が決まった。守護神である西川周作は、タイムアップのあと、悔しさを滲ませながら最終戦にかける思いを語った。(取材・文:河治良幸)

浦和レッズの敗北後、涙を流したGK西川周作

浦和レッズ所属GK西川周作
【写真:Getty Images】

 浦和レッズはFIFAクラブワールドカップ(CWC)でグループステージの第2戦に臨み、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)のファイナリストでもある、セリエAのインテル・ミラノに挑んだ。

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 11分に渡邊凌磨のゴールで、早い時間にリードを奪った浦和はインテルの猛攻に終盤まで耐えたが、78分にCKからアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスのアクロバティックなシュートで同点とされると、後半アディショナルタイムにゴール前の混戦から20歳のMFバレンティン・カルボーニに押し込まれて、土壇場で逆転を許した。

 GK西川周作は試合終了の笛が鳴ると、人目も憚らず涙を流して、悔しさを表した。「自分の中で思っている以上にやっぱり、もっともっと上に行きたかった」という西川は後半アディショナルタイムの失点シーンに関して、自分の力で何とか止めることができたんじゃないかと感じているようだ。

 西川が「ディフェンスラインに入るんじゃなくて、しっかり視野確保がとっさにできれば良かった」と振り返るシーンは、浦和のロングボールをインテルのディフェンスがクリアしたセカンドボールからもたらされた。FWフランチェスコ・エスポジトが浦和の右センターバックであるダニーロ・ボザを背負いながら手前に落とすと、二列目に構えたカルボーニが右足のワンタッチで背後にボールを送る。

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