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伊東純也と中村敬斗、まだ去就は不透明
フランスのスタッド・ランスに所属する32歳の日本代表MF伊東純也と24歳の日本代表FW中村敬斗は来季、別々のクラブでプレーするかもしれない。ランスは中村を引き留めたいと考えているが、伊東については売却を検討していると、フランスメディア『フット・ナショナル』が6月30日に報じている。
伊東は昨季公式戦39試合に出場して4得点6アシストを記録し、中村は40試合で12得点3アシストをマークした。その一方でチームは16位に低迷し、メスとの入れ替え戦に敗れて2部降格となっている。来季は下部のリーグで戦うことになったため、ランスは再編を迫られており、チームに残す選手と手放す選手を決めなければならない。そのため、伊東と中村の去就が注目されていた。
そんな中、同メディアによると、ランスのジャン=ピエール・カイヨ会長が決断を下したという。まず、中村に関しては「今やクラブの未来を体現する選手で、ランスは彼を引き留めたいようだ。カレル・ヘラールツ監督にとって、中村はキープレーヤーである。カイヨ会長は、彼の重要性を認識しており、リーグ・ドゥでは維持が難しい年間100万ユーロ(約1億6000万円)の年俸にもかかわらず、残留させるために財政的な努力を惜しまないだろう。そのメッセージは明確だ。この日本代表選手は売り物ではない」と、同紙と伝えている。
対する伊東は「ランスは市場の動向を注視しており、真剣なオファーがあれば売却することを検討している。ピッチ上でもロッカールームでも彼は貴重な存在であるが、給与面での負担が大きく、これを再評価する必要がある。彼の移籍は、給与負担を軽減し、チーム内の他の優先事項に資金を充てることに繋がる」とし、放出を示唆した。いずれにしても去就不透明な状況が続いているようだ。
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