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石川璃音のエバートン移籍が正式決定

　イングランド・ウィメンズ・スーパーリーグ（WSL）のエバートンは現地時間7日、三菱重工浦和レッズレディースに所属していたなでしこジャパン（サッカー日本女子代表）DF石川璃音を獲得したことを発表した。WEリーグで決めた頭での初ゴールは、威力抜群だった。

　JFAアカデミー福島出身の石川は、2022年に浦和レッズレディースへ加入。2022/23シーズンから主力として活躍し、WEリーグでは通算61試合で1ゴールを記録している。なでしこジャパンにまで成長し、初の海外移籍を果たした。

　6月27日には、浦和レッズレディースが石川を含む5選手が移籍のため、チームを離脱することを発表していた。エバートンは2024/25シーズンで2年連続の8位入り。現在は林穂之香が在籍しており、英メディア『ガーディアン』はBKヘッケンの北川ひかるとレスター・シティの籾木結花が加入する可能性があると報じた。その2人の移籍が実現すれば、日本人選手の在籍が4人になる。

　そんな石川がWEリーグで唯一決めたゴールは、2023年3月5日に行われた第9節のアルビレックス新潟レディース戦だった。1-1で迎えた81分、猶本光のFKにペナルティエリア左でヘディングシュート。強烈な頭でのシュートでゴールネットを揺らしている。相手に寄せられ、ゴールまで距離もあったが、威力抜群のシュートで決めた。

　この決勝点は石川にとってWEリーグ初ゴール。対人の強さとスピードを武器にこれまで何度もチームを救ってきた。海外へ飛び立ち、どんなプレーを見せてくれるのだろうか。