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なでしこジャパンデビュー。北村美羽の対応力
なでしこジャパン(サッカー日本女子代表)は9日、東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国の第1節でチャイニーズ・タイペイ代表と対戦し、4-0で快勝した。ジェフユナイテッド市原・千葉レディースからリンシェーピング(スウェーデン)への移籍が決まっている北村美羽がフル出場し、なでしこジャパンデビューを飾った。
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代表デビューについて「すごく誇らしくて、楽しみにして臨んだ」と語った北村は、序盤こそリズムを掴むのに苦労したが、「緊張しすぎずに臨めた」と振り返る。任されたポジションは[4-3-3]のアンカーで、攻撃的な特徴を持つ滝川結女と成宮唯の背後で攻守のかじ取り役を担った。
北村は中盤でのバランスを重視しつつ、「前の選手の動きを見て、自分がバランスを取るように意識した」と、冷静な判断でチームに安定感をもたらした。
守備面では、「後半、自分のポジションが低くなってしまったので、もう一個前でルーズボールを拾えるようにしたい」と改善点も自ら指摘。攻撃面では、ニルス・ニールセン監督の求める「前へつけるボール」「リズムの構築」を意識していた。
今大会にあたっては、2日間という短い準備期間で初戦に臨むこととなった。「試合前日に狩野(倫久)コーチから三浦成美選手のプレーを見せてもらった」と北村は明かす。「主に守備面だったんですけど、守備のリスク管理やポジショニングを意識してプレーできた」と語るように、わずかな準備期間で対応力を発揮していた。
16時30分キックオフで、日差しが照りつける猛暑でのゲームで、長袖でのプレーが目に付いた。その理由について北村は「肌が痛くなっちゃうので慣れている」と笑う一幕も。
「次は入りからもっとリズムを取りたい。攻守において存在感をもっと出していきたい」と語る。23歳のなでしこジャパンでの挑戦が始まった。
(取材・文:加藤健一【韓国】)
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