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爪痕を残すため、細谷真大は考える。サッカー日本代表の攻撃陣は「立ち位置を状況に応じて変えるのもあり」【E-1選手権】

text by 編集部 photo by Getty Images

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サッカー日本代表FW細谷真大

【写真:編集部】

前回大会の雪辱に燃える細谷真大

 11日、東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会・韓国の第2戦、中国代表戦を翌日に控えたサッカー日本代表はトレーニングを行った。前回大会では結果を残せず悔しさを味わった細谷真大は、数字という形で自分の存在感を示すことを強く意識している。練習で2トップを組んだ原大智との連係も深まり、得点への期待が高まっている。

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「(相手は)フィジカル面ではやっぱり強いと思うので、そこで勝負するのではなく、裏に飛び出したり、低いボールを受けてターンしたいと思っています。あまりハイボールは要求せずに、足元のボールでチャレンジできればいいのかなと思います」

 中国代表の屈強な守備陣を前に、自らの特長を最大限に活かすことを意識する細谷。裏への鋭い抜け出しやターンから得点を狙う姿勢には、柏レイソルで磨いてきたプレースタイルが表れている。

 また、トレーニングでは原大智と2トップを組む場面もあり、その連係にも注目が集まる。

「立ち位置を状況に応じて変えるのもありだなと思っているので、ハイボールは彼に任せて、こぼれ球を拾っていきたいというイメージはあります。うまくコミュニケーションを取りながら、(ポジションを)変えたりできればいいのかなと思っています」

 柏で垣田裕暉や木下康介との2トップを組んだ経験も生きている。ターゲットマンを生かし、自らはゴール前でフィニッシュに集中する役割分担は、細谷にとっては自然な形だ。

「2人の間でのコミュニケーションを取りながら、2列目からの飛び出しも狙っていけたらいいのかなと思います」

 前回のE-1選手権でも代表メンバー入りしていた細谷は、今回の大会に並々ならぬ意気込みを見せる。

「やっぱり爪痕を残す必要があると思っていますし、次に選ばれるためにも、この大会は非常に大事なのかなと思います」

 前回大会では得点を挙げられず、悔しさが残った。その想いを胸に、今回は数字という形で結果を残すことが目標だ。

 今季は柏で先発の機会が限られる中でも、与えられたプレータイムでゴールという結果を残している細谷。「呼ばれたからにはしっかり結果を残さないといけないと思っています」と語る表情からは、強い覚悟が伝わってきた。

 背番号10を背負い、今大会に挑む細谷。明日の中国代表戦で、自らイメージするプレーを実現できるか。ピッチでの一挙手一投足に注目が集まる。

(取材:元川悦子【韓国】、文:編集部)

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【了】

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