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安藤智哉が大会連覇をかけた韓国代表戦へ意気込み

　サッカー日本代表は14日、東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会 韓国の第3戦、韓国代表戦に向けて最終調整を行った。トレーニング後、今大会が日本代表初招集のDF安藤智哉が意気込みを語っている。初戦のホンコン・チャイナ代表戦で堂々の代表デビューを飾った安藤にとって、韓国代表との一戦は自身の価値を証明する好機になる。

「勝ったら優勝っていうのが条件の中で、（相手は）相当なエネルギーを出してくると思います。1戦、2戦目と全員で繋いできたんで、完全アウェイの中で3戦目、難しいゲームになるのは間違いないですけど、1人1人繋がって、勝利を目指してやっていきたいなと思います」

　相手の1トップは誰が出てくるかわからない状況だが、高さとパワーを武器とする韓国代表のFWに対して「絶対負けられない」と断言する。3バックの一角として「セカンドボールが大事になってくるので、チャレンジ＆カバーはより大事になってくる」と誰が出てきてもいいように高さ対策のイメージはできている。

　現在の日本代表DF陣は冨安健洋や伊藤洋輝など怪我に苦しむ選手も多い。今大会は新戦力の発掘と代表全体の底上げをテーマに掲げているだけに、安藤にとっては大きなチャンスとも言える。

「この大会は初招集ながら大事になってくるのはわかってますけど、まずは明日の試合に勝って、その中で自分の持ち味というのも出しつつ、本当にチームの勝利が評価にも繋がってくるんで、まずは勝つことだけ意識してやりたいです」と自身のアピールはまず勝利があってこそだと強調した。

　プロキャリアをスタートさせたJ3のFC今治からJ2の大分トリニータを経て、今季、プロ5年目にしてつかんだ初のJ1の舞台。そして、A代表へと自身の手で登り詰めた。

　自らの道のりについて問われた安藤は「本当、生き残るためには明日の試合は勝負だと思います。この代表活動期間もそうですし、これからJリーグに帰ってからも。高いレベルで良いパフォーマンスを出せば自分の価値も上がってくるんで」とその強い思いを隠さなかった。

　大会連覇をかけた重要な日韓戦で、安藤はこれまでに積み上げてきた力をすべてぶつけにいく覚悟だ。

（取材：元川悦子【韓国】、文：編集部）

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