海外日本人選手　最新ニュース

伊東純也、新天地はイタリア？

　フランスのスタッド・ランスに所属する32歳の日本代表MF伊東純也に対し、セリエAのボローニャ、ジェノア、フィオレンティーナの3クラブが興味を示しているようだ。とりわけイタリアでは評価が高いと、フランスメディア『フレンチ・フットボール・ウィークリー』が15日に報じている。

　伊東は昨季公式戦39試合に出場し4得点6アシストを記録した。しかし、ランスは16位に低迷し、メスとの入れ替え戦に敗れて2部へ降格している。そのため、ランスに在籍する中村敬斗、関根大輝と共に去就が不透明となっていた。特に伊東の契約は2026年7月に終了する予定であり、フリーでの退団を避けて移籍金を確保するために今夏売却が濃厚となっている。

　そんな中、ヴィンチェンツォ・イタリアーノ監督率いるボローニャが、伊東の獲得へ向けて積極的に動いているようだ。同メディアによると「ボローニャは6月にランスと予備的な接触を開始し、最も早く具体的な動きを見せた」という。来季のヨーロッパリーグ（欧州EL）に出場することと、スイス代表FWダン・ンドイのナポリ移籍が間近に迫っていることから、ボローニャは右サイドの攻撃力強化を狙っているようだ。

　同メディアは「右ウイングとしてだけでなく中央寄りのポジションでもプレーできる伊東は、イタリアーノ監督の戦術的ニーズにぴったり合致している」と評価している。なお、ボローニャ、ジェノア、フィオレンティーナの3クラブが伊東に関心を示している状況だが「まだ正式なオファーは届いておらず、様子をうかがっている段階」とのこと。とはいえ移籍の時間は残されているため、今後本格的な交渉に発展するかもしれない。