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【写真:Getty Images】
露骨な中東有利のプレーオフ
アジア・サッカー連盟(AFC)は17日、北中米ワールドカップ・アジア予選プレーオフの組分け抽選会を実施した。インドネシアメディア『NTTHits』は現地時間18日に、本大会出場をかけたプレーオフの開催国と試合日程が、中東の国々に有利なものになっていることを伝えた。
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10月に行われるプレーオフには、アジア最終予選の各グループで3位、4位のチームが参戦する。グループAは、カタール、UAE、オマーン、そしてグループBは日本と同じ組を戦ったサウジアラビアとインドネシア、そしてイラクだ。なお、グループAの開催国はカタール、そしてグループBの開催国はサウジアラビアに決まっている。
同メディアは、「最初から不公平。インドネシアは、イラクとサウジアラビアと同じ組になった」と前置きした上で、次のように述べた。
「抽選結果を受けて、インドネシア国内の解説者は『グループが楽か、難しいかという問題ではない。システムの問題だ。かなり不公平なものだと思う』と、AFCが導入したシステムを痛烈に批判した。プレーオフの開始当初から、不公平の兆候が見られている。特に強調したのは、中立的な場所で行われなかった試合会場の選択の問題だ」
また、「なぜサウジアラビアとカタールで開催されるのか。全チームの公平性を確保するのであれば、試合は中立的な会場で開催されるべきだ」と指摘しつつ、「このような状況がヨーロッパで起きた場合、各連盟は間違いなく即座に拒否するだろう。しかし、これがAFCのやり方だ」と、今回の決定について厳しい言葉を送っている。
韓国メディア『エクスポーツニュース』も、「AFCは腐っている。インドネシアは怒りを爆発させた。サウジアラビアとカタールはプレーオフに進出したが、開催国になったのはもちろんのこと、日程でも途方もない利益を享受している」と、AFCの決定にインドネシアが怒りを示していることを伝えた。
なお、グループAは初戦のインドネシア対サウジアラビアが10月8日、2試合目のイラク対インドネシアが10月11日、そして最終戦のサウジアラビア対イラクが10月14日と、インドネシアとイラクが中2日なのに対して、サウジアラビアは中5日と有利な日程になっている。