AFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)やFIFAクラブワールドカップ(クラブW杯)でサウジアラビアのクラブが存在感をみせている。彼らには欧州の強豪クラブからも主力クラスを引き抜ける圧倒的な資金力があり、世界的な知名度がある選手も続々と移籍をしている。逆にこの流れを有効活用することができているクラブはどこなのか。今回は、サウジアラビアのクラブへの放出で最も多くの移籍金を稼いだクラブをランキング形式で紹介する。
2位:FCポルト(ポルトガル)

【写真:Getty Images】
総売却額:1億1000万ユーロ(約176億円)
2位には、1億1000万ユーロ(約176億円)の売却益を記録したFCポルトがランクインした。
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)常連でもあるポルトガルを代表する名門は、2選手をサウジアラビアのクラブに売却している。
近年のポルトは数名の主力選手を高額で売却する代わりに、代替となる選手を複数獲得するサイクルを組むことができている。彼らからすると、高額な移籍金を支払うサウジアラビアのクラブは理想の売り手とも言える。
2選手の売却だけで1億1000万ユーロ(約176億円)もの売り上げを上げることができていることが、その事実を証明しているだろう。
クラブ史上最高額となる6000万ユーロ(約96億円)の値が付いたのが、2023年夏にアル・ナスルへと移籍したポルトガル代表MFオタヴィオだ。元ポルトガル代表DFペペのように、ブラジルからポルトガルに帰化した司令塔は、ポルトで通算283試合に出場した後にサウジアラビアへと活躍の場を移した。
今年5月に行われたAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)決勝で、川崎フロンターレを見事なゴラッソで沈めたブラジル代表FWガレーノもポルトからサウジアラビアのクラブに移籍した選手だ。
現在27歳のアタッカーは今冬の移籍市場にて、5000万ユーロ(約80億円)の移籍金でアル・アハリに完全移籍している。
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