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【写真:Getty Images】
中国の厳しい現状
FIFAワールドカップ(W杯)26・アジア最終予選(3次予選)で、サッカー中国代表は3勝7敗の5位に終わり、アジア4次予選(プレーオフ)出場圏内の4位を逃した。中国メディア『SOHU』は7月31日に、本大会出場を逃した中国代表に厳しい評価を下している。
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プレーオフ出場権を逃した中国は、ブランコ・イバンコビッチ監督の解任を決断した。そのため、7月に開催された東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会では、デヤン・ジョルジェビッチ氏が暫定的に指揮を執った。暫定監督のもとで迎えたE-1選手権では、日本と韓国代表に敗北。最終節でホンコン・チャイナ代表に1-0で勝利し、3位で大会を終えている。
同メディアは、「中国サッカーはなぜ衰退しているのだろうか。腐敗、凡庸なコーチ、怠惰な選手。問題は根深い」と前置きし、中国が抱える問題について次のように述べた。
「歴代の中国サッカー協会の上層部は汚職に悩まされて、サッカー界は権力闘争の場となっていた。W杯の出場権獲得をかかげているがユース育成への投資はどうなっているだろうか?毎年のように『ユース育成に注力する』と言いながら、実際の投資額は日本サッカー協会が支出している金額の一部にすぎない。日本がユースの育成拠点やコーチに投資する一方で、中国は『場当たり的な外国人コーチの採用』など、表面的なことにお金を費やしている」
また、「コーチは“プロ”という言葉に値しない。選手は高額の給料をもらっているが怠惰だ。プレミアリーグの選手は1試合平均11.4キロ走る一方で、中国スーパーリーグの選手は1試合平均9.2キロしか走らない」と前置きし、「これは体力の問題だろうか。いや、考え方の問題だろう。高額の年俸をもらっているにも関わらず、アマチュアチームよりもプレーが下手だ」と、中国でプレーする選手に不満を示した。
そして、「中国サッカーの失敗は単なる運の悪さや基盤の弱さの問題ではない。サッカー協会は根底から腐敗しており、コーチ陣は凡庸、選手たちは怠惰だ。腐った肉を3つ混ぜ合わせたとしても、美味しいスープを作ることはできない。我々は頑張れと応援するのではなく、まずは汚点を片付けるべきだ」と、中国サッカーの現状を嘆いている。
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【了】